観光や旅の中継地として以外にも、大道芸ワールドカップや静岡ホビーショーなど大型イベント開催地として、またそれに合わせた出張で、近年ホテルの需要が増加している静岡県静岡市。
新幹線駅であるJR静岡駅周辺は大型のホテルが揃い、ローカル線である「静岡鉄道」の沿線には出張に便利な低価格のビジネスホテルも揃っています。
今回ご紹介する「ホテルドルフ静岡」は、中でもコスパに優れていると評判な、静岡鉄道・日吉町駅から徒歩約30秒の駅チカホテル。
様々なサービスの揃った、”お得”を感じる内容となっております!
このレビューの目次
宿泊したプラン
今回はホテルドルフ静岡の公式サイトより予約した
【禁煙】シングルエコ1名
です。
チェックイン時に有無を聞かれる朝食代を合わせて、4,680円で宿泊できました。
通常1,200円の朝食バイキングが600円で追加可能になる特典が付いています!
こちらのプランは、アメニティを最低限の数に絞り、部屋の階数を下階にすることで通常より安く宿泊できるプランとなっていますが、特に不自由を感じる点もありませんでした。
なお、今回は日曜日の宿泊ですが、曜日やシーズンによって値段は上下します。
ホテル外観&受付の雰囲気
シンプル&真っ白な外観!
朝方に写真を撮った際は飾り気無く感じましたが、夜はほんわり明るい灯りが良い雰囲気です!
エントランスも受付と待合ソファのみのシンプルな内装ですが、外観と同じく白を基調とした明かりが映える色使いで落ち着きます。
クリスマスが近いのでツリーも飾ってありました。
飾り過ぎないインテリアのバランスが、こちらも良い雰囲気!
待合用にコーヒーのサービス(セルフ)や、観光情報を検索&印刷できるノートパソコンも設置されています。
その他入浴剤やご当地飴など、テーブルの上に小さな販売スペースもありますが、お土産コーナーというよりは部屋で使うグッズコーナーと言った感じです。
部屋のアメニティは最小限なプランですが、受付横にブラシや綿棒などセルフ持ち出しのアメニティも設置されていました。
DHCの化粧水などがセットになった有料アメニティも販売されています。
チェックインは名前を聞かれ、簡単な書類にサインをするのみの3分で完了! チェックアウト時もフロントのボックスへ鍵を返すのみ10秒で完了!
とかなりさっぱりしています。
交流を大事にする方は寂しいかもしれませんが、ビジネスホテル用途であれば、時間を取られず予定にロスが全く起きない点は魅力ですよね!
いざ、お部屋へ
上の階へはエレベーターのみを使用。
階段はありますが、非常用となっており、通常時の開閉は禁止されています。
廊下も真っすぐ白の直線。
深い緑色のドアが対照的ですね。
鍵を押し込みながら捻るタイプのドア。
閉める際はオートロックなので、部屋の中に鍵を置いたまま出ないようにしましょう。
説明が部屋の中にあるマニュアルにしか載っていないので注意です。
機能性重視・シンプルな室内装
室内もシンプルなカラー・雰囲気で、白中心の壁と、オレンジの灯りが落ち着きます。
機能性重視で飾り気はあまりない印象ですが、入口傍に小さな絵画が飾ってありました。
入口右手(部屋によっては左手)にユニットバスがあり、その奥側にベッドが設置されています。
テーブルと椅子でいっぱいいっぱいなので、人を呼べるほどのスペースはありません。
部屋の構成
テーブルは幅40cmほどで、ノートPCでの作業や書類整理をするスペースは確保できました。
余計なものが無いので広く使えます!
テーブルの下にはお茶用ポッドとティーバッグ・消臭剤。
テレビの大きさは20インチと小さめ。
地上波の他『NHK BS』以外の衛星放送も見られますが、テレビ東京系列は静岡では映りません。
有料サービスでは、1日1000円で名作映画やバラエティが見放題のシアターチャンネルもあります。(VODルームシアター)
入口入って直ぐの床に加湿器が設置され、コンセント穴も一口。
他のスペースでは使いにくいので、使用する場合はここに挿すのが正解だと思います。
冷蔵庫は小型ですが、500mペットボトルや買っておいたデザートを入れる分には余裕がありました。
フロントで製氷機も貸していただけます。
テーブルの引き出しにはドライヤーとティッシュ箱・ランドリーバック・懐中電灯・メモ帳。
ホテル内のオプションサービスに関する案内のポップが入っていました。
ハンガー&ハンガーラックは三つ。
後程紹介しますが、下着用などユニットバス内にもありますので、一人の一日分の服をかけておく分には充分です。
シモンズ社製の高級感のあるダブルベッド(約140×205cm)が採用されており、体の大きい方でも余裕を持って横になれると思います。
枕は低反発・高反発・柔らかい抱き枕の三種設置!
ベッド自体もふんわりと、硬すぎず柔らかすぎず、ぐっすり休まるバランスのよい寝心地で最高です!
窓はカーテン二種で光をしっかり遮る構造。
耐久ガラスで曇っているので外は見えません。
一部のみですが開放可能で、空気の入れ替えもできました。
片手分のスペースほどしか開かないので景色を見るのには向いていません。
窓の外も隣の建物と駐車場、左手にホテル前の通りが見えるのみとなっています。
ベッドの枕元にはコンセント穴が無く、テーブル上の電話機横に二口とユニットバスに二口ありました。
テーブルとあまり離れていないので、1m以上の長めの充電ケーブルなら届きそうです。
エアコンはベッドの真上から少し左手に設置された天井埋め込み型。
風向きは調整可能なので、風が顔に当たる場合は変更しましょう。
Wi-Fi
階ごとに設置されたWi-Fiは、フレッツ光ネクスト隼 1GBタイプで快適な高速インターネットが可能!
マンションタイプは繋がっている人の数で速度が変わるので、スマホやPCのWi-Fiマークを見て、その時一番アンテナが立っているものを選ぶとより快適です。
テレビの横に有線のコードもありますので、Wi-Fi非対応のPCも使用可能でした。
ユニットバス
ユニットバスは少し狭め。
トイレは旧型ですがウォシュレット便座です。
基本的なデザイン・構造のユニットバスですが、カーテンは花柄で可愛いです!
アメニティは歯ブラシのみ設置されているので、必要なものはフロント横のアメニティコーナーから持ち出しましょう。
こちらにもコンセント穴が二口あります。
POLA製の業務用ハンドソープ・ボディーソープ・シャンプー・コンディショナー。
ビジネスホテルの定番タイプで、癖のない使用感・香りの良さが特徴です。泡立ちも問題ありません。
浴槽は深く、幅もあるのでお湯をためてゆったり入ることも可能です。
その他、下着/靴下用の丸ハンガー・ボディタオル・バスタオル・足拭きマット・トイレットペーパーの替えが設置されています。
温泉施設への送迎サービス(おまけ付)
ユニットバスでは落ち着けないという方のために2019年11月から始まったばかりのサービス、市内の天然温泉施設への無料送迎&おまけ付きのチケットが販売されていました!
料金は通常利用と変わりませんが、有料のレンタルタオル&バスタオルセットと、ドリンク or ビール券が付いたお得なチケットです。
宿泊費に計上して領収書をまとめることもできます。
ゆったりくつろげる温泉&県内最大級の岩盤浴が揃ったお洒落な温泉施設ですのでおすすめですよ!
送迎時間が決まっている為、利用を考える場合は予め時間にご注意下さい。
お酒飲み放題!おもてなしラウンジ!
ホテルドルフ静岡ならではのサービスが、こちらのおもてなしラウンジ!
一階にある交流スペースで、お酒飲み放題&軽食食べ放題サービスを一泊につき一時間まで受けられます。
二人掛けテーブル十席の部屋となっており、大人数のグループで盛り上がるのには向いていませんが、晩酌兼軽い夕食としても利用可能です。
※営業時間は17時~23時まで。
お酒の飲み放題は全てセルフサービスですが、焼酎やウイスキー・梅酒やフルーツリキュールなど豊富に揃っており、炭酸水や水・お湯で自由に好きな量だけ飲むことができます。
一人一本までですが、発泡酒の缶またはホッピーもいただけました! (20時以降は静岡の地ビールも選べます)
ワインや日本酒、お酒が飲めない方はソフトドリンクやコーヒーもありますよ!
軽食コーナーは漬物や煮物などの軽いおつまみの他、時間替わりで牛丼・静岡おでん・揚げ物が用意されており、チャーハンなどの主食メニューも!
ガッツリ夕食も済ませたい方は、パスタなどの喫茶店メニューが追加料金で注文も可能です。
ポップコーンマシンは家族連れのお客さんに大人気でした。
カレーやコンソメなどパウダーが設置されており、出来立てのポップコーンをお好みの味でおつまみにできます。
無料と思うとついつい飲み食いしてしまい、夕食に向かう必要のないくらいお腹いっぱいに。
逆に何か食べてきてしまうと充分に楽しめないかもしれませんね。
その他の設備
その他、静岡駅などへの無料送迎サービスがありますが、翌朝の送迎は夜までの予約制なので、利用される場合はチェックイン時にフロントにて受付しましょう。
先ほど紹介した客室テレビのシアターサービス利用券は各階エレベーター横に設置されています。
屋上の自動販売機はあまり品揃えが無いので、コンビニの利用がおすすめです。
洗濯機・乾燥機コーナーは屋上の外にあり、風が気持ち良かったです。
利用自体は無料ですが、洗剤は1回分60円でフロントにて販売されています。
ホテルドルフ静岡の周辺の情報
ホテル正面にあるスギドラッグは9時~22時までの営業。
お酒やペットボトル飲料は、近隣ならここが一番安いですね。
ホテルから20秒ほどの場所にあるセブンイレブンが一番近いコンビニです。
最寄りの駅・静岡鉄道『日吉町駅』は徒歩で30秒ほど。
中心部の新静岡駅までは駅一つ分で、歩いても4分程の距離なので利用しなくても良いと思いますが、隣町の港エリア『清水区』まで繋がっており便利です。
終電が0時までなのでご注意を。
清水区には世界遺産『三保の松原』や、アニメ『ちびまる子ちゃん』の舞台スポット、『清水次郎長』関連の史跡など観光地が揃っている他、海鮮が美味しい魚市場『河岸の市』もおすすめです!
豪華な朝食バイキング!
朝食バイキングの有無はチェックイン時に聞かれます。
予約時の朝食付きプランはありません。
通常は1,200円ですが、今回のプランでは600円で追加可能とお得でした!
朝食は6時半から10時まで時間無制限で食べ放題。
部屋は22席と限りがある為、繁忙期は早めの利用がおすすめです。
席の指定はありません。
料理は和洋中揃っており、パンやご飯・ドリンク類はシンプルなラインナップですが、
おかずコーナーがかなり豊富!
静岡グルメの他、肉料理・魚料理・サラダバーもあります。
サラダバーの他にも野菜をしっかり取れるおかずが多かったのが印象的。
高級ホテルのビュッフェではないので高級感あるメニューはありませんが、家庭的な温かい料理が揃っていました。
朝からガッツリお肉を食べたい方向けの生姜焼きや、桜えびたっぷりのちらし寿司がお気に入り!
県外の方には静岡名物の黒はんぺんやわさび漬けを是非お試しいただきたいですね。
ついつい取り過ぎてしまいましたが、時間制限も無いのでゆったり味わうことができるのが魅力的でした。
プリンやヨーグルトなどデザートも揃っていますよ!
ホテルドルフ静岡へのアクセス
最寄り駅・静岡鉄道『日吉町駅』下車、踏切を渡って道沿いに直進、徒歩約30秒。
静岡鉄道『新静岡駅』から向かう場合は、日吉町駅まで線路沿いの道を進み徒歩約5分。
JR静岡駅から向かう場合は、北口より静岡松坂屋の右隣の道を直進すると静岡鉄道『新静岡駅』に着きますので、そちらから線路沿いに日吉町駅へ向かって徒歩約10分です。
また、JR静岡駅からはホテルへのお電話で無料送迎サービスもあります。
ホテルドルフ静岡のレビューまとめ・評価
リーズナブルな価格帯で、お酒好きにたまらない飲み放題サービス付き!
駅からも近く、送迎サービスや地域の温泉と提携したお得なオプションも揃った『ホテルドルフ静岡』のレビューでした。
コスパだけでなく、受付の手軽さが出張などにも便利な、リピートしたくなるビジネスホテルです!
ホテルドルフ静岡の情報
ホテル名 | ホテルドルフ静岡 |
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所在地 | 〒420-0839 静岡県静岡市葵区鷹匠2-23-6 |
電話番号 | 054-251-5000 |
アクセス | 静岡鉄道「日吉町駅」より 徒歩 約30秒 静岡鉄道「新静岡駅」より 徒歩 約5分 JR静岡駅より 徒歩 約10分 |
駐車場 | 1泊/1,100円(予約時に有無を回答・大型車は事前連絡下さい) |
URL | http://www.dorf.co.jp/ |
インターネット | Wi-Fi無料 / 有線LAN無料(フレッツ光 隼) |
宿泊したプラン / 部屋
宿泊日 | 2019年11月24日(日) |
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プラン | 【禁煙】シングルエコ1名+朝食バイキング |
料金(税込) | 4,680円 ※料金は同じプランでも曜日や空室状況によって異なります |