首都圏なのに中部地方、海がないのにお寿司屋さんの数日本一といえば何県でしょう?
これだけではピンとこない方でも武田信玄ゆかりの地といえばピンと来るのがそう、山梨県です。
そんな山梨県の県庁所在地である甲府市に、今回お得なビジネスホテルを見つけました。
それがクアアンドホテル系列の「甲府プリンスホテル朝日館」です。
甲府駅から徒歩圏内にも関わらず、宿泊者は駐車場が無料!朝食も無料!
そして温泉好きの方にはたまらない嬉しいサービスが無料!
無料の文字が多いからって、その分宿泊費が高いわけじゃないんです!
これから山梨県の甲府にいらっしゃる方、来たいと思ってる方、特に温泉が好きな方は是非レビューを読んで行ってくださいね♪
このレビューの目次
クアアンドホテルとは?
クアアンドホテルとは山梨県の甲府市に本社を置き、山梨県、静岡県、長野県で健康ランドを運営する株式会社です。
従業員は400名近くにもなり、地域に根ざした運営形態とサービスで、地域のコミュニティとしてもなくてはならない場所を提供しています。
(公式ウェブサイト:https://www.kur-hotel.co.jp/)
宿泊したプラン
今回はBooking.comを利用し、「スタンダードプラン 禁煙シングル」を予約しました。
価格は税込4,400円とリーズナブルに泊まることができました。
無料の朝食がどのプランでもついてきます。
そのほか、駐車場の利用が無料であったり、グループ傘下の健康ランドの利用券を無料でもらえたりします!
ただし、条件があるのでそれは後ほど書いて行きたいと思います。
通常時の価格と部屋のタイプは?
他の部屋タイプと通常時の税込価格(朝食付き)はだいたい以下の通りです。
・シングル1名 : 4,000円〜 5,000円
・ダブル1名 : 6,890円〜8,000円
※Booking.comより、2020年3月上旬調べ。日曜日(閑散日)と土曜日(繁忙日)で比較。
ホテル外観と館内設備
ホテルの外観はレトロな感じです。
入り口の狸の置物やガラスに貼られたビニールテープの広告がどこか懐かしさを感じさせます。
移動に車が重宝される地方都市にあって駅近というのは有料のコインパーキングの激戦地ですが、ホテルの隣にしっかりと駐車場が設けられているのは、車で来た方には嬉しいですね。
宿泊者は無料で利用できるので安心してください。
エントランスを入るとこんな感じ。
自動ドアをくぐるとその先は昭和レトロな空間が広がっていました。
壁にかかった数々の写真がそう感じさせるのか、古き良き時代みたいなものを感じます。
写真は若干明るく調整していますが館内は暗く落ち着いた雰囲気です。
奥側から入り口を見るとこんな景色です。
左のレセプションで受付を済ませ、部屋の鍵を預かります。
初老の人の良さそうな男性がにこやかに受け付けてくれました。
どの駐車場を使用したかはここで伝えておく必要があります。
受付ついでに少し世間話をしたのですが、このホテルには中国をはじめとする海外のお客さんはほとんど泊まらないようです。
今はどこも外国人宿泊客を見かけるので、そういうのが苦手な方は落ち着いて過ごせる場所かもしれません。
ロビーには自動販売機やコインロッカー、軽食を購入できる自動販売機があります。
写真はありませんが館内には有料のランドリーもあるそうです。
外出の際は鍵を預けて欲しいとお願いをされた後、鍵を受け取ってエレベーターに乗ります。
朝食は受付の向かいにある食堂で7:00〜9:00の間ということでした。
ちなみにチェックインは14:00から可能、チェックアウトは11:00までなのでスケジュールの融通が利くのは嬉しいですね。
客室
エレベーターを降りて部屋へ向かいます。
今回は2階の203号室でした。
鍵はホテル名の入った昔ながらのもので、このキーを挿していないと電気がつかないといったタイプではなさそうです。
そして、ドアを開けて部屋に入った状態がこちら。
ベッド脇が広く、大きな荷物を置いても部屋の中の移動がしにくいということはなさそうです。
広さとしては十分だと感じました。
窓からさす西陽と相まってノスタルジックな気分になります。
眩しさを感じながら窓を開けると、ちょうど目の前に中央本線が走っていました。
2階でも解放的な景色が見られるのは嬉しいですね。
地方都市らしいというのか、都会というほどの喧騒もなく、たまに通る電車とその下を車が潜っていく景色はゆったりとした気分になります。
窓を閉めてデスク周りを見てみましょう。
テレビや電話はもちろん、冷蔵庫やドライヤーなどの家電もこの一角にまとめられています。
また、中央にあるボックスにはアメニティグッズである歯ブラシやコップなどが入っています。
ちなみにデスクの左側にある扉は荷物が入る空間になっていますが、施錠はできないので、貴重品が気になる人はロビーにあるロッカーに預けてもいいでしょう。
そしていつも著者が使ってる作業アイテムを机に並べてみます。
奥行きのなさを若干感じますが、横に広げる分には十分な作業性が確保されていると思います。
ただデスク周りでコンセントを確保するためにはテレビ横と冷蔵庫上に置かれている延長コードの二つしかないのは残念です。
レセプションで延長コードを無料で借りることができるようなので作業するつもりの人はチェックインついでに借りておくといいでしょう。
部屋に入った状態で空いているのは冷蔵庫側の延長コードにあるコンセント1つ分だけでした。
他のものを使うなら抜いて使う必要があるというのは若干使い勝手が悪いと感じました。
振り返ってベッドを見てみます。
清潔でしっかりベッドメイクされています。
まくらは柔らかめ、マットレスは普通くらいの硬さでしょうか。
シーツカバーがカラフルでシンプルな部屋に彩りを与えています。
ベッドの上にはルームガウンとシングルタオル、バスタオルが置かれていました。
枕元には読書灯がありますが、コンセント等がないのは少し使い勝手が悪いと感じました。
ここに本やメガネといった小物を置くスペースがあれば利便性ももう少し上がりそうだと感じました。
ルームガウンを広げてみます。
セパレートタイプで非常に柔らかい素材でした。
エアコンに関しては、館内を一括で管理するタイプのようでリモコン等はありませんでした。
男性にとって暑くもなく寒くもないちょうどいい室温だったので室温を感じる個人差や性差は衣類の着脱で問題なく過ごせると思います。
排気口がベッドと干渉しないので顔に風が当たって寝苦しいということはありません。
入り口付近にある鏡はネクタイや髪型を直すことができる最低限のものです。
しかし、レセプションで姿見が借りられるので、ビジネスや冠婚葬祭などで宿泊を考えられている方も安心してください。
トイレとバスルーム
こちらがトイレとバスルーム。コンパクトにまとめられています。
シャワーは浴槽内で浴びる必要があり、浴槽自体も独特の形をしているので少し手狭な感じがあるかもしれません。
備え付けられているアメニティはシャンプーやリンス、くしでした。髭剃りはないので、持参する必要があります。
甲府プリンスホテル朝日館の朝食
朝食は7:00〜9:00にロビー向かいの食堂で振る舞われます。
サービス券を渡してサーブされる形ではなく、すでにテーブルの上に配膳されたものを好きな場所に座って食べるスタイルのようです。
そしてこれが無料の朝食。
ご飯と味噌汁、海苔にたくあん、生卵と昆布の和え物と無料にしてはしっかりした朝食が出てきました。
お米の量も多く、コーヒーやお茶もお代わり無料なので、宿泊代の中にこの朝食代が入っているならお得だと思います。
特に少食で普段朝あまり食べない方には気合の入った高価なビュッフェより、こういう朝食の方があっさりしていていいかもしれません。
大きなメリット「石和健康ランド無料利用券」がもらえる!
甲府プリンスホテル朝日館に宿泊した人にはホテルから車で15分のところにある石和健康ランドの利用券がもらえるという嬉しいサービスがついています。
健康ランドとはジャグジーバス、薬湯、打たせ湯の他にマッサージコーナーや食堂、仮眠室などを有する公衆浴場のことで、このホテルを経営する株式会社クアアンドホテルの傘下です。
ただし、チェックインした日かその翌日の使用に限ること、宿泊日数に応じた枚数であることなどが条件です。
また健康ランドは24時間営業ですが、もらえる利用権では午前3:00までの滞在が可能という扱いです。
公式サイトの写真で紹介させていただきますが、著者が利用した限りだとかなり快適に過ごせる空間で、温泉のバリエーションも多く食事処も揃っているため、ここで晩御飯を食べるのもありだと思ったくらいです。
一般客として入ると2,000円近くかかるサービスなので、なんとかつけた露天風呂を推すホテルより、よっぽど高い品質のサービスだと感じました。
(画像出展: https://www.kur-hotel.co.jp/isawa/bath/)
甲府プリンスホテル朝日館へのアクセス
電車の場合:JR甲府駅北口から徒歩7分
車の場合:甲府昭和ICから車で20分(東京より中央道で1時間30分、名古屋より中央道で3時間20分)
周辺環境
甲府駅が近いので少し歩けば色々なものがあります。
駅周辺には甲州夢小路という、小江戸情緒を満喫できる観光街があって観光も楽しめます。
カフェやレストラン、ワインセラーなどもあるのでオススメです。
(公式ウェブサイト:http://koshuyumekouji.com/)
また、山梨県立図書館も徒歩圏内です。
ホテル内で作業に集中できないときは、ここで作業してもいいかもしれません。
月曜日が休みの日である場合が多いのですが、振替で火曜日が休みだったりもすることもあるのでリンクから確認することをお勧めします。
9:00-22:00までなので使い勝手がかなりよくおすすめです。
(公式ウェブサイト:https://www.lib.pref.yamanashi.jp/index.html)
コンビニやドラッグストア、スーパーはあるの?
最寄りのコンビニは駅の北口に集中しているため、少し歩く必要があります。
駅に向かって5分ほど歩くと甲府駅北口広場の向かいにファミリーマートがあります。
ドラッグストアもコンビニと同じく駅まで行く必要があり、駅ビルのセレオ甲府店にあるマツモトキヨシが最寄りです。
一方でスーパーは駅とは反対方向に歩いて5分ほどのところにあります。
いちやまマート塩部店は21時50分まで営業しているので、惣菜などの買い物がしたい方は深夜になる前に立ち寄っておきましょう。
晩御飯どうする?
晩御飯の選択肢はホテルの付近でも結構あります。
ホテルを出て線路とは反対側に歩いて行くとすぐにぶつかる交差点近くには、甲府でも美味しいと評判の焼き鳥屋「鳥玄」が、その近くにはもも焼きと餃子が売りの居酒屋「寅゛(ドラ)」があります。
その交差点を曲がらずに少し進むと中華料理の「餃子舗 三久」があるのもバリエーションが増えて嬉しいですね。
さらに駅方面まで足を伸ばせばイタリアンやフレンチなども楽しめるので晩御飯は気分によって好きなものが選べそうです。
甲府プリンスホテル朝日館のレビューまとめ・評価
以上、甲府駅から徒歩圏内にある甲府プリンスホテル朝日館でした。
設備の古さやデスク周りの使いにくさは否めないものの、低価格の宿泊料金に朝食や駐車料金が含まれていたり、一日の利用料が2,000円近い石和健康ランドの利用券がもらえたりとお得感は強いホテルだったと思います。
特に石和健康ランドは温泉をテーマにしたレジャー宿泊施設なので、ホテル内に温泉を持っているホテル顔負けのサービスではないでしょうか。
これから甲府にいらっしゃる方、行きたいなと思っている方は是非甲府プリンスホテル朝日館をご検討ください。
甲府プリンスホテル朝日館の情報
ホテル名 | 甲府プリンスホテル朝日館 |
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所在地 | 〒400-0025 山梨県甲府市2-5-13 |
電話番号 | 055-253-0111 |
アクセス | 電車:JR甲府駅から徒歩7分 車:甲府昭和ICカラ20分 |
駐車場 | 35台 |
URL | https://www.kur-hotel.co.jp/kofu/access |
インターネット | 各部屋Wi-Fi使用無料 |
宿泊したプラン / 部屋
宿泊日 | 2020年2月12日(水) |
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プラン | スタンダード禁煙シングル |
料金(税込) | 4,400円 ※料金は同じプランでも曜日や空室状況によって異なります |