世界遺産にも登録され、観光客が増加の一途をたどる、日本でも東京や京都に次いで人気なのが富士山周辺地域。
その富士山の麓にある富士五湖のうち、特に河口湖には多くの観光客が通年押し寄せています。
そんな人気に後押しされて様々な価格帯のホテルが乱立する同地域ですが、この大人気のロケーションに2019年春、「東横イン富士河口湖大橋」がオープンしました。
みなさんご存知ビジネスホテル大手、東横イン系列の安定感と絶景地のロケーションが組み合わさったまさにコスパ最強のホテルを今回ご紹介していきたいと思います。
このレビューの目次
東横イングループとは?
株式会社東横インが経営するエコノミーホテルで、国内外に311店舗展開(記事執筆時点)。
ビジネスニーズに必要十分に応えるサービスとリーズナブルな提供価格で、出張にはもちろん観光客にも根強い人気があります。
「全店舗同品質」をテーマにしているため、店舗のある地域や国によってサービス内容が大きく変わることもありません。
宿泊したプラン
今回は楽天トラベルを利用し、前日に「スタンダードプラン 禁煙シングル」を予約しました。
価格は税込6,000円とリーズナブルに泊まることができました。
朝食はどのプランでもついてきます。
通常時の価格と部屋のタイプは?
他の部屋タイプと通常時の税込価格(朝食付き)はだいたい以下の通りです。
・シングル1名 : 5,500円〜 6,500円
・ダブル1名 : 7,000円〜9,000円
・ツイン1名 : 8,000円〜9,000円
※公式サイトより、2020年1月下旬調べ。同年2月の日曜日(閑散日)と土曜日(繁忙日)で比較。
外観と館内設備
ホテルに着いてまず思うのはズバリ綺麗さ。
さすがは2019年にできたばかりのホテルです。
手前の建屋がレセプションのあるA棟、奥が駐車場のあるB棟です。
構造的にA棟からは富士山が見えないようです。
駐車場は一泊500円が宿泊費とは別にかかります。
54台が収容可能ですが先着順であるため、不安な方は事前に電話等で問い合わせておくのがいいかもしれません。
筆者は駐車場のエレベーターでB棟に上がり、レセプションに向かいましたが、外観写真の正面から入ればすぐにレセプションとロビーです。
レセプション横にある広いスペースは朝食を食べる場所でもあるようです。
今回著者が宿泊した部屋はB棟。
レセプションで受付を済ませB棟に向かいます。
移動は全て屋内でスロープもあり、障がい者の方も問題なく宿泊できる施設だと感じました。
こちらはB棟のロビー。
バーのような雰囲気ですが、手前の生ビールの自動販売機(サーバー)のみ稼働しているということでした。
この隣に大浴場があります。
さっぱりした後に思わず飲んでしまいたくなりますね。
その他、B棟ロビーの脇には洗濯機4台、乾燥機4台のランドリースペースがあります。
今回宿泊した5階につながるエレベーターはセキュリティのため、部屋のキーカードが必要です(写真の下にある部分にカードをタッチします)。
カードはエレベーター操作・部屋のロック解除・部屋の電源のために使用します。
客室
部屋のドアはオートロックで、カードキーで開けます。
そして、ドアを開けて部屋に入った状態がこちら。
部屋の奥からデスク周りを見るとこのようになっています。
ベッド周りの空間は広くありませんが、デスク周りを利用するには十分なスペースです。
デスクにはテレビ・電話・鏡台・ドライヤー・ケトル・冷蔵庫・金庫等が備え付けられていますが、自分の作業スペースも十分広く使いやすいです。
コンセントはデスクと枕元、そしてベッドの足元の計3つです。また枕元にはDC5V 2AのUSBポートと読書灯がついています。
ベッドの硬さは普通ですが、枕はやや柔らかい感じがしました。
エアコンの吹き出し口はベッド側を向いていますが、顔に風がかかって気になるということはありませんでした。
窓の外の景色
著者がホテルに到着したのは夜だったので、到着日に窓の外の景色を見ることはできませんでしたが、朝目覚めてカーテンを開けるとなんと富士山が!
なんとも贅沢な景色です。
5階なので窓を全開にはできませんが、それでも窓枠が額縁になった絵画のように綺麗な景色です。
運良く宿泊した部屋からは富士山が見えました。
立地的・構造的にB棟の南側に窓が付いていてある程度の高さのフロアにある部屋からのみ富士山が窓から見えるようです。
トイレとバスルーム
こちらがトイレとバスルーム。
機能的で清潔感があります。
広さとしては手狭感もなく、十分と言った印象です。
アメニティはフェイスソープ、ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、歯ブラシ。
タオルはフェイスタオルとバスタオルがありました。
また手に持って使用することができるシャワーの他に、オーバーヘッドシャワーもついていました。
ノーマルシャワーに比べて水量が多く、手が自由に使えます。
大浴場
場所はB棟1階で17:00〜24:00まで解放されています。
自室のタオルを持参していく必要があります。
残念ながら著者自らが撮ることもできなかったので、じゃらんの施設ページの写真で紹介させていただきます。
大浴槽が1つとサウナまでついていました。泉質もクセがなく、温度もちょうど良くて疲れを綺麗さっぱり落とすことができます。
朝食バイキング
疲れもスッキリとれて、一日の始まりの朝ごはんです。
朝食サービスは6:30〜9:00までA棟1階ロビーにて無料で提供されています。
この日限定かはわかりませんが、山梨県の風土料理「ほうとう」も提供されていました。
白米の他にパンや味ご飯といった選択肢もあるバイキング形式です。
土曜、日曜、祝日は特に混雑する場合があるようなので、気持ち早めに向かわれるのをお勧めします。
東横イン富士河口湖大橋へのアクセス
電車からのアクセス
富士急行河口湖線河口湖駅から河口湖大橋方面に徒歩15分で到着します。
車からのアクセス
中央自動車道河口湖ICから7分ほどで到着です。
駐車場は一泊500円で、事前に宿泊費をオンライン決算している場合、領収書は駐車場料金のみで発行されます。
54台駐車可能ですが、先着順であるため、心配な方は事前に問い合わせることをお勧めします。
送迎バス
富士急行河口湖駅とJR大月駅から無料の送迎サービスがあります。
ただしJR大月駅からの送迎は予約制となっているため、事前にホテルに問い合わせてください。
送迎の乗り場や時刻表等は公式ページのアクセスにある情報をご参考ください。
周辺環境
「東横イン富士河口湖大橋」という名前の通り、河口湖大橋まで徒歩わずか3分です。
散歩がてら周囲を散策すれば観光地らしくお土産やさんや観光施設が散見されます。
ホテル目の前には温泉「夢殿」、その横には焼肉ダイニング河口湖があります。
おしゃれなお店だけでなく宝石美術館といった観光施設もあるのでちょっとの散歩でも思いがけない出会いがあるかも?
そして河口湖大橋からは富士山の絶景が見られます。
コンビニやドラッグストア、スーパーはあるの?
付近のコンビニは充実しており、最寄りは徒歩2分のローソン。
5分ほど歩けばセブンイレブンやファミリーマートもあります。
その周辺にはガスト・バーミヤンなどの飲食店やドラッグストアであるサンロード、地元の人がよく使うスーパーのオギノなどがあります。
晩御飯どうする?
著者が訪れた日は運悪く徒歩で行ける個人経営のお店はどこも閉まっていましたが・・・(徒歩5分でガストがあったのでそこで食べました)、調べてみたらホテル周辺にいくつかお店があったのでご紹介します。
コーナーハウス:徒歩1分にある洋食屋。昭和レトロな落ち着いた雰囲気のようです。
甲州炭火焼ダイニング河口湖:徒歩1分にある焼肉屋。お酒も楽しめます。
アラジン:徒歩3分のところにあるインド料理屋。スパイシーなものが食べたい方にオススメ。
東横イン富士河口湖大橋のレビューまとめ・評価
以上、世界遺産にも登録された富士山の麓、観光地河口湖にある大手ビジネスホテルチェーン東横インでした。
ここ河口湖は観光地として有名な分、季節によってホテルの宿泊代の変動が著しく、増加の一途である観光客数の後押しを受けてホテルが乱立した結果、サービスの内容もかなり幅が広い地域です。
そんな中で「全店舗同品質」を掲げるこのホテルが持つサービスの安定感と絶妙な立地は、まさに冒頭にも書いた「コスパ最強」ではないでしょうか?
河口湖にいらっしゃる際にコスパを求める方は「東横イン富士河口湖大橋」を是非♪
東横イン富士河口湖大橋の情報
ホテル名 | 東横イン富士河口湖大橋 |
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所在地 | 〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津294-1 |
電話番号 | 0555-68-3045 |
アクセス | 電車:富士急行河口湖線河口湖駅から徒歩15分 車:中央自動車道河口湖ICから7分 送迎バス:富士急行河口湖駅とJR大月駅から無料送迎(大月駅からの場合、要予約) |
駐車場 | 54台収容 先着順 ¥500/1泊 立体自走式:54台まで 1台:身障者用 |
URL | https://www.toyoko-inn.com/sp/search/detail/00299/ |
インターネット | Wi-Fi無料 |
宿泊したプラン / 部屋
宿泊日 | 2020年1月21日(火) |
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プラン | スタンダード禁煙シングル |
料金(税込) | 6,000円 ※料金は同じプランでも曜日や空室状況によって異なります |