「アパホテル金沢中央」金沢の繁華街”片町”のど真ん中で屋上温泉露天風呂付き！

加賀百万石の城下町金沢。
武家屋敷やお茶屋街など伝統的な街並みが残り、金箔や加賀料理など独自の文化を育んできた街です。

2020年の正月元日に、その金沢の「アパホテル金沢中央」に宿泊してきたので、早速レビューしたいと思います。

石川・金沢はアパホテルのお膝元

現在アパホテルは日本全国並びに海外へも展開する巨大ホテルチェーンとなっていますが、第1号店は1984年に金沢の繁華街、片町(かたまち)に開業しました。

今回宿泊した「アパホテル金沢中央」もこの第1号店「アパホテル金沢片町」のすぐ近くにあります。

それ以外にも金沢にはアパホテルが6店舗もあり、街を見渡せばあっちもこっちもアパホテル、犬も歩けばアパホテルに当たる状態です。

元日でこの値段！？宿泊したプランは

楽天トラベルで
【楽天スーパーSALE】10％OFF【素泊まり】最上階に無料天然温泉・展望露天風呂完備
というプランで予約した、
喫煙ダブル13平米 2名
の部屋です。

宿泊したのは2020年の正月元日、2名利用で税込6,300円という安さでした！
素泊まりとは言え、1月1日にこの金額は驚きです。

ただ、筆者はタバコは吸わないため本当は禁煙ルームが良かったのですが、すでに予約でいっぱいなのでしょう、その部屋はなかったのは残念でした。

通常時の価格と他の部屋タイプは？

他の部屋タイプと通常時の税込価格(素泊まり時)はだいたい以下の通りです。
・シングル1名 : 4,520 〜 9,400円
・セミダブル2名 : 5,640円 〜 13,160円
・ダブル2名 : 6,580円 〜 15,980円
・ツイン2名 : 8,460円 〜 18,800円
※ アパ公式サイトより、2020年2月の日曜日(閑散日)と土曜日(繁忙日)で比較。

また朝食付きプランでは+1,250円ですが、チェックイン当日に1,400円で追加することも可能です。

アパホテル金沢中央のホテル外観とエントランス

ホテルは金沢の繁華街「片町」のど真ん中にあり、片町商店街のアーケードから建物上部が突き出た形となっています。

エントランス部分はそのアーケードで覆われており、あまりに商店街に溶け込んでいたため、近くまでここがホテルだと気がつきませんでした。

エントランスの右側では「SEATTLE’S BEST COFFEE(シアトルズベストコーヒー)」が営業しており、宿泊客以外の誰でも利用できるようになっています。

館内設備

SEATTLE’S BEST COFFEE(シアトルズベストコーヒー)

まずエントランスを入ると右手に、先ほどご説明したSEATTLE’S BEST COFFEEがあります。

通常時はカフェとして営業していますが、07:00 〜 10:00 はホテルの朝食会場となります。

フロント

そしてもう少し奥に進んだ左手側がフロントです。
フロントの反対側には自動チェックアウト端末もあります。

フロントでチェックインしてカードキーを受け取りました。
今回2名利用だったため、カードキーは2枚もらえました。

このホテルでは大浴場があるのですが、2枚あると入浴後待ち合わせることもなく、一人一人それぞれのタイミングで客室に戻れるので、とても便利です。

さらにウェルカムドリンクとして、タリーズコーヒー製のペットボトルアイスコーヒーが人数分もらえました！
これはうれしいサービスです。

しかし、同じ館内にSEATTLE’S BEST COFFEEが営業していて、朝食バイキングまで提供しているのに、ウェルカムドリンクはタリーズコーヒーとはこれはいいのだろうか？？

ロビースペース

フロントのさらに奥、右側には、ビジネスホテルとしてはかなり広めのロビースペースがあります。
コンセントもあるので、PCなどで作業もできそうです。

宿泊客が多い日は、おそらくこちらも朝食会場になるのでしょう。

自動販売機

フロント奥の左側は自動販売機と喫煙ルームがありました。

客室階へのエレベーター

客室階へのエレベーターは3基あります。

エレベータの操作パネルでは、カードキーをタッチしないと客室階へは移動できないようになっています。

最上階の露天風呂・サウナは、宿泊客以外の日帰り利用者もいるので、これは安心なシステムですね。

客室階廊下

エレベータを上って客室階の廊下に出ました。
新しさは感じませんが、清掃は行き届いており汚れなどはありません。

ただ… 今回喫煙ルームに宿泊したのですが、この階は全て喫煙ルームなのでしょう、廊下でもタバコの臭いが少し気になりました。

宿泊した7階にはソフトドリンクとアルコールの自動販売機がそれぞれ1台設置していました。

他には、エレベータ前にスボンプレッサーとVOD視聴カードの券売機もありました。

ところで、ビジネスホテルでたまに見かけるこのスボンプレッサー、使っている人をまだ見たことがないのですが、そんなに需要のあるものなのでしょうか…？

客室扉はオートロック

客室扉にカードキーをタッチして鍵を解除します。
オートロックなので、室外に出るときは必ず忘れないようにしましょう。

筆者はこういったキーを忘れて、締め出されたことが何度もあります。

アパホテル金沢中央の客室

扉を開けて客室へ入った光景です。
左側がトイレ・バスルーム、右奥がデスクで左奥はベッド。

ベッド近くまで進んでみるとこんな感じ。
写真をご覧いただけるとわかると思いますが、正直…狭い。

部屋はベッドとデスクでほぼいっぱい。空きスペースはわずかしかありません。

荷物置き場は？

ベッド周りは狭くて荷物は置けません。それではどこに置くか？

まず入り口の左側がオープンクローゼットになっているので、コードなどはこちらにかけましょう。

その上には棚があり、入り口付近には折りたたみの荷物置きもあるので、バックなどはそちらに置いておくとよいでしょう。

デスク周り

デスクの奥行きはPCで作業できるぐらいはあります。
デスクの上にはグラスと灰皿、ティッシュ、消臭剤、内線電話などが置いてありました。

テレビは40型の大型液晶タイプです。
スペースが狭くて距離が近いせいか、より大きく感じました。

デスクの下には小型の冷蔵庫と電気ポットもありました。

アパホテル社長・会長の関連書籍

デスクの棚および引き出しに気になる書籍があったので広げてみました。

アパ名物と言っていいでしょう。

アパホテル社長・会長の仕事術についてや、政治的な主張を強く感じる本など。
最近は漫画でも展開しているんですね。

アパホテル社長・会長先生の本がタダで読めるのはアパホテルだけ！

部屋着(浴衣)

部屋着がデスクの引き出しにしまったあったので、ベッドに広げてみました。
だいぶ薄手の作りです。

この浴衣のような部屋着で、そのまま大浴場に行くこともできます。

空調

空調は全館空調タイプです。
吹き出し口はベッドから離れており、睡眠時に直接風がかかることはありません。

温度は壁に設置された操作パネルで調節できますが、設定を下げてもどうも暑く、フロントに電話して暖房を切ってもらいました。

照明のスイッチと電源(コンセント)

ベッド枕元にある操作パネルで部屋の中の各照明は調節できます。

電源はデスクの上に2箇所、バスルームに1箇所ありました。

欲を言えば、スマホを充電しながらベッドで操作できるように、枕元にも欲しかったですね。

トイレ・バスルーム

トイレとバスルームはビジネスホテルでよく見る一般的なユニットバスです。
清掃が行き届いており清潔感がありますね。

シャンプー類とタオル

シャンプー類はボディーソープ、シャンプー、コンディショナーに洗顔・ハンドソープが完備。

フェイスタオル、バスタオルが人数分ありました。
大浴場で入浴する際にはこちらのタオルを持って行きます。

アメニティ

アメニティは、
髭剃り、ヘアブラシ、ヘアバンド、コットン、シャワーキャップ、使い捨てのボディタオル、歯ブラシセット
などが用意してありました。

ドライヤーは壁に備え付けタイプのものです。

窓の外の景色は

窓は完全に解放することはできず、縦方向に回転して上部が少し空きました。

宿泊した7階から周りの建物を見ることができましたが、特に印象に残る眺望ではありません。

客室で気になる点が

喫煙ルームだったせいですが、どうしてもタバコの臭いが気になりました。

また、タバコのヤニでしょうか、カーテンの上部などで変色している箇所もありました。

タバコの臭いが気になる方は、禁煙ルームで予約することを強くお勧めします。

ホテル名物の天然温泉の屋上露天風呂とサウナ

このホテルの最大の魅力は、なんといっても天然温泉の屋上露天風呂とサウナです。

宿泊客以外でも1,000円で利用できますが、ホテル利用者ならそれが無料で何度でも入れます。

なお入浴可能時間は06:00 〜 24:00です。

まるで小型のスーパー銭湯

最上階の14階にエレベーターで登るとまずあるのが受付。
宿泊客以外はこちらで入浴料を支払います。

早速大浴場に入りたいところですが、その前にいくつかこの階の施設をご紹介。

休憩所や自動販売機、マッサージチェアに雑誌などがそろっており、まるで小型のスーパー銭湯みたいですね。

事実そのように利用できるわけですが。

脱衣所と洗面台

ここからは撮影できないので、公式の写真でご説明します。

出展: https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/18391/gallery.html

脱衣所では縦型のロッカーに服を預けます。
洗面台には化粧水やドライヤーなどが設置されています。

大浴場

それではお待ちかねの大浴場！

入ってまず目に飛び込んでくる大きな内風呂の浴槽、そして反対側には洗い場。

温泉の泉質はほぼ無色透明ですが、塩化ナトリウム系でしょうか、口に入ると少ししょぱい。
湯船に使っていると、体の芯までポカポカにあったまります。

そして奥の扉をぬけると露天風呂！
大きな浴槽が1つと、壺湯のような小さな浴槽が2つ。

繁華街のど真ん中の屋上で、裸で入る温泉は本当に気持ちいい。
体が熱くなってきたら外気に触れて少し冷まして、
冷えてきたらまたお湯につかって…

何時間でも入っていられそうです。

ところで、繁華街の中で露天風呂だと、周りから見られないか心配の方もいるかもしれませんが、その点は問題ありません。
露天風呂の周囲は竹の柵のようなもので囲まれており、外から見られることはないでしょう。

一方反対にこちらからは、竹の柵の間から外のネオンや商店街の明かりが垣間見えました。

なお、男性の露天風呂は前述の写真の通りなのですが、女性の露天風呂はもう少し小さいので、その点はご注意ください。

内風呂にはサウナと水風呂もあります。

サウナ、水風呂、外気浴のローテーションを繰り返しているとまさに「ととのったー！」という気分になりますね。

朝食

今回は素泊まりプランだったので、朝食はありませんでしたが、+1,250円で朝食付きのプランもあります。
またチェックイン時に1,400円で朝食を付けることもできます。

朝食付きであれば、1階のSEATTLE’S BEST COFFEEで和洋バイキングがいただけます。

アパホテル金沢中央へのアクセス

最寄駅はJRの金沢駅ですが、そこからバスに乗ることになります。

金沢駅の東口(兼六園口)に出て、バス乗り場8・9・10から「片町」まで約10分。
「片町」のバス乗り場からホテルはすぐそこです。

周辺環境

ホテルがあるのは金沢の古くからの繁華街「片町」の商店街の中。
飲食店や居酒屋、バー・クラブなどがひしめく場所です。

また、百貨店やおしゃれなショップなどが並ぶ「香林坊」はバスで1区間、徒歩でも5分程度。
反対方向の犀川を渡ると西茶屋街や寺町寺院群などの伝統的な街並みもあり、こちらも徒歩圏内です。

金沢駅からは少々離れますが、金沢観光にはとても便利な立地ですね。

晩御飯はどうする？

ホテルのある片町周辺には、たくさんの飲食店があるので困ることはないでしょう…

しかし、宿泊したのは正月元旦、ほとんどの飲食店が営業していませんでした！
そんな中、運よく営業していたのがこちら

もりもり寿し 片町店

回転寿司なのですが、
金沢は回転寿司でもうまいと聞いたことあります。

人気店なのでしょうか、20分ほど並んでやっと席につけました。

しかしその甲斐はありました！
のどぐろや、ガスえび、白えび、ぶりなど北陸の旬の魚介がいただけて、これがとても美味しい！

近くのコンビニは？

ホテルから歩いて1分程度の「片町交差点」は、交差点を挟んで
・セブンイレブン
・ローソン
・ファミリーマート
の3店舗がしのぎを削っています。

これなら欲しいものは大体そろいますね。

アパホテル金沢中央のレビューまとめ・評価

アパホテル金沢中央は、金沢駅からはバスを使う必要があり少々離れています。
しかしホテルがある片町は飲食店や居酒屋がひしめく繁華街。
さらに周辺に観光地も多いため、金沢観光には絶好の立地です。

一方、ホテルの客室は狭く、タバコの匂いも気になりました。

しかしながら、屋上の天然温泉大浴場はとても気持ちいい！
それでいてコスパは最高。

ホテルに泊まるのはただ寝に帰るだけ、とにかく立地とコスパ重視、
または大浴場さえ快適なら他はあまり気にしない、
という方にはオススメできるホテルでした。

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