「アパホテル広島駅前大橋」凹型の奇妙な建物が印象的な効率化を極めたビジネスホテル

広島県の玄関口JR広島駅から歩いて5分程度の好立地にある凹型の奇妙な建物が「アパホテル 広島駅前大橋」です。
おそらく土地の価格などの兼ね合いからこのような歪な形になってのでしょう。

ただ、ホテル業界の中でもかなり上手くいっている「アパホテル」は徹底的な効率化や独自の料金システム、部屋の内装や施設に至る細部に渡って他社を凌ぐ工夫が設けられていました。

今回はそんな「アパホテル 広島駅前大橋」の魅力を存分にレビューしていきます。

アパホテル広島駅前大橋とは？

「アパホテル」は「アパグループ株式会社」の子会社が運営しているホテルです。

全国展開している有名ホテルチェーンでもあり、癖の強い社長でもおなじみですね。

閑散期と繁忙期で料金を変更する独自システムや部屋を狭くする中で、ベッドを大きくして行動が完結するような部屋作り、業務の効率化を意識した館内施設など独自路線を進むホテルです。

そんなアパホテルが広島駅から歩いて4分の場所に建てたのが「アパホテル広島駅前大橋」です。

一見するとアパホテルが2つあるように見える外観ですが、奥部分がつながっており上から見ると凹の形になっています。

これもアパホテルの特徴でもあり、利便性の高さを重視していびつな土地を安価で取得するという手法が用いられています。

宿泊したプラン

今回宿泊したのは楽天トラベルで1週間に予約した
「【素泊まり】JR各線広島駅南口から徒歩4分◆大浴場完備◆快眠ベッド」
です。

税込5,000円とビジネスホテルの中でもリーズナブルな料金で、チェックアウト時間も午前11時と余裕があります。

広島駅から歩いて4分なのでビジネスや観光などにもってこいですね。

外観と館内設備

ホテルのエントランスは凹型の建物の左右2カ所にあります。

フロントロビーは高級感を感じさせる雰囲気がありました。

また、チェックイン手続きが全てタッチパネルで行うようになっており、ゆくゆくは受付の無人化も視野に入れたスマートな仕組みが印象的でした。

館内のエレベーターはこのようになっています。

こちらもルームキーをタッチしないとボタンが反応しないという仕組みになっており、人が少なくても成り立つ仕組みを作っているなと感心させられました。

ランドリーはホテル2階に4台あります。

自販機は2階、5階、11階の3フロアにしかありません。

各客室階全てに電子レンジ、VODチケット販売機、ズボンスプレッサーが完備されていました。

アパホテル広島駅前大橋の魅力！大浴場

大浴場は2階にあります。

普通の内風呂と露天風呂っぽいものの2つしか種類はありませんが、湯船に浸かって暖まる分には十分です。

サウナはありませんでした。

画像出展: https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/153290/

便利なルームキーとチェックアウト

そして、アパホテルで特徴的なのがホテルから一時的に外に出る分にはフロントで手続きをする必要がありません。
そのままホテルを出て、何の手続きもする必要なく再び入室できます。

さらにはチェックアウトも印象的でした。

追加精算がない場合にはフロントで手続きをする必要はなく、ルームキーをポストに入れるだけ済みます。

ホテル内の施設が非常に効率化されており、アパホテルがホテル業界でうまく行っている理由が何となく察せました。

客室

部屋のドアはオートロックになっており、ICカードをタッチして開けます。
ドアを開けて部屋に入った状態がこちらになります。

中央にダブルベッドが置かれており、右手にテーブルといった具合で見た感じ若干狭めな部屋になっています。

ただ狭くて圧迫感を感じるといったことはあまりなく、むしろ細部にまで効率化が行き届いた設計なのだと後々気づかされます。

ベッドはアパホテルオリジナルベッド「Colud fit」を全室に導入しているようで、通常のスプリングよりもマイルドで柔らかな寝心地が得られます。

枕にもオリジナルのものが使用されており、メッシュ素材を使用した通気性の良さを感じました。

テレビはベッドの向かい側の壁に設置されていました。
50型の大画面テレビとなっており、壁掛けなので大画面テレビをスペースを消費することなく設置できています。

テレビから館内インフォメーションやランドリーの使用状況が確認できるので非常に便利です。

さらには1,000円でVODが見放題となるサービスも用意されており、館内にあるVODチケットを購入することで視聴ができます。

テーブルの上にはさまざまなアイテムが設置されています。
電気ケトルはタイガー製でした。

机の引き出しを開けると、コーヒーや紅茶などが用意されています。

別の引き出しを開けるとドライヤーとルームガウンが入っていました。

ルームガウンは客室-大浴場(2F)でのみ着用しての移動が許可されています。

冷蔵庫はテーブルの下にあり金庫はありませんでした。

そして、堂々と置かれているアパ社長・会長関連の書籍が目に入ります。

空気清浄機はパナソニック製のものが置かれていました。

エアコンは部屋の天井に設置してありました。
風向きなどをコントロールできるので風が直接当たらないように設定することもできます。

エアコンのリモコン及び電気のスイッチ、コンセントは全て枕元にまとめられています。

一般的なホテルのようなドアで仕切られたハンガーラックではなく、壁にハンガーがかけられているのみとなっています。

消臭・除菌スプレーは机の上に置いてありました。

窓の外の景色

部屋の位置がちょうど凹型になっているビルのへこみの部分に位置していたため、窓からの景色はこのようになりました。

変な形をしている建物をこのようなアングルで見れたのは新鮮でした。

トイレとバスルーム

トイレとバスルームはこのようになっています。

一般的なビジネスホテルと変わり映えしませんが、若干狭めの設計になっています。

ただこちらのホテルでは大浴場があるので浴槽を利用する機会はほとんどないでしょう。

アメニティはシャンプー、ボディソープ、コンディショナー、歯ブラシ、髭剃り、クシ、フェイスタオル、バスタオルなど基本的なものは全部揃っています。

個人的に歯ブラシの毛先が柔らかったのが良かったです。

シングルルームですが、バスタオル、フェイスタオルは2枚ずつ用意されています。

アパホテル広島駅前大橋へのアクセス

最寄駅はJR「広島駅」で、南口を出て駅前大橋を渡り右に曲がればすぐに到着します。

凹型の建物になっており左右両側から入ることができます。

「広島駅南口」

「 駅前大橋 」

アパ社長カレーの専門店が広島にあった！

アパホテルといえば一度は食してみたい「アパカレー」。
こちらのホテルではランチビュッフェにてアパ社長カレーが食べ放題となっています。

カレーだけでなく、和洋中の50種類の創作ビュッフェ担っており、料金は以下の通りです。

【平　日】　大人税込1,300円 ／ 小人　税込780円
【土日祝】　大人税込1,500円 ／ 小人　税込900円

ただ、ランチを食べる機会がない人は広島駅間にあるもう1つの「アパホテル広島駅前」に併設されたアパ社長カレーの専門店に行ってみてください。

ちなみにアパ社長カレーの専門店は東京と大阪、そして広島の3店舗しかないようです。

特別食べたいわけではないけどなぜか気になるアパ社長カレーをぜひ一度ご賞味ください。

朝食は？

今回は素泊まりプランで宿泊したためホテル内で朝食はとりませんでしたが、朝食付きのプランも用意されています。

館内2階にあるレストラン「ラ・ベンダ」にて約50種類の和洋メニューのビュッフェ楽しめます。

晩御飯どうする？

晩ご飯はホテル1階に併設された「広島乃風」という居酒屋でも食べられますが、広島に来たらぜひ一度立ち寄ってほしいのが「ひろしまお好み物語 駅前ひろば」です。

こちらはアパホテルから川を挟んで向かい側にあるフルフォーカスビルの6階にある広島最大級のお好み焼き施設です。

フロアには15店舗ものお好み焼き店が立ち並んでおり、どのお店も個性の効いたお好み焼きが楽しめます。

今回私が入ったのは「扇」というお店で「牡蠣スペシャル」を頼みました。

お好み焼きの上に広島名産の牡蠣が4つも乗っています。

キャベツの甘み、パリッとした麺にソースの味と牡蠣の複雑な味わいが絶妙にマッチする贅沢な逸品です。

近くにコンビニは？

ホテル1階にローソンが併設されており、館内直通でお店に入れます。

小腹が空いた時やちょっとした買い出しなどに便利です。

アパホテル広島駅前大橋のレビューまとめ・評価

今回宿泊して感じたのは「部屋が快適だった」というよりも「そりゃアパホテル儲かるわなぁ」といった印象でした。

部屋の中、館内施設、ホテルの外観含め、客に快適なサービスを提供しながら高い利益率を叩き出すような戦略が伺えました。

ホテル自体は値段よりも少し上ぐらいの感じです。
ビジネスホテルとして仕事や観光にはちょうどいいホテルといえるでしょう。

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