2020年、いよいよ東京オリンピックの年ですね。国をあげてのお祭りに期待を膨らませている方も多いのではないでしょうか。
その会場である国立競技場は現在急ピッチでオリンピックのための建て替えが進んでいます (記事執筆は2020年2月)。
その穴を埋めるべく、代替地として様々なイベントが行われているのが都心からほど近い場所に位置する埼玉スタジアム2002です。
今回はそんな埼玉スタジアム2002が徒歩圏内、徒歩約10分の場所にあるにも関わらず、割安で宿泊できる「ホテルWILL浦和」についての情報をお届けします。
浦和ICからもほど近く、駐車場も無料で宿泊費もリーズナブルなこのホテルは埼玉スタジアムでのサッカー観戦などのイベントの宿泊にはもってこいです。
このレビューの目次
宿泊したプラン
今回宿泊したのはシングルルーム【禁煙】の一室。
朝食込みの宿泊費が税込4,800円というリーズナブルな設定は財布に優しいですね。
通常時の価格と他の部屋タイプは?
他の部屋タイプと通常時の税込価格はだいたい以下の通りです。
・シングル1名 4,800 – 8,800円
・ツイン 1名 7,000 – 11,000円
・トリプル 1名 9,000 – 14,000円
※Booking.comにて2020年2月の日曜日(閑散日)と土曜日(繁忙日)で比較。
外観と館内設備
東北自動車道浦和ICから5分の場所に、今回お伝えする「ホテルWILL浦和」があります。
![ホテルWILL浦和の外観](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/23b44df3786749ab1bd9b0cde3aeb510-1-773x515.jpg)
ホテル正面は団体客用のバスを停めるスペースとなっています。
個人客の駐車スペースは少し奥側にあり、本館と新館の間に20台ほど駐車できるようです。
![駐車場](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/f64749edb9cb0d6af63a56ba21d3c4a0-773x515.jpg)
このホテルは本館と新館がありますが、表の駐車場に面したほうが本館、奥にあるのが新館です。
レセプションは本館でスロープもついているのでわかりやすいです。
受付の女性は愛想も良く質問にも丁寧に答えてくれました。
![フロント](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/e94efa7d6a849c49770098a6cf4e0c39-773x515.jpg)
朝食は本館レセプション前廊下の西側の会場で6:45〜8:30に提供されます。
エレベーターはレセプションを挟むように二つありました。
![フロントロビー](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/09eb56df6282faef5a722af050d44a23-773x515.jpg)
レセプションの説明書きによると最寄りのコンビニまで歩いて10分だそうです(ファミリーマート)。
少し距離があるのでホテルに来る前に必要なものを買っておいた方が楽かな、という印象です。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/f0596535d778f8a885098a3541ef876c-773x515.jpg)
レセンプションではミネラルウォーターやカップラーメン、軽食類を売っています。
また、マスクやUSBケーブルなども売っているのでコンビニに向かう前に必要なものがあれば一度レセプションで尋ねてみることをお勧めします。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/ba337433bfd0b032facbe463913c1c10-773x515.jpg)
このホテルはインバウンドも多く受け入れているので、空港利用者向けの計量器もありました。
表記は中国語なので中国からのお客さんを主に意識しているようです。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/46f8772c5cdd0abf41e7e5ed4c3d3c8b-773x515.jpg)
客室
部屋のドアはカードではなくカギで開けるタイプです。
(カードタイプではなくかさばるため、ホテルから出るときはレセプションに預けた方が無難です)
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/64fa1f27aefde717a629be8de484485e-773x515.jpg)
ドアを開けて部屋に入ると中はこんな感じ。
シングルルームで予約していましたが、ツインの広さの部屋に案内してもらえたようです。
部屋の広さは十分。
特にベッドの足元側のスペースが広いので大きな旅行用のカバン等もストレスなく置いておく事ができます。
今回は1人で宿泊しましたが、仮に2人で案内されても広さに不満はなかったと思います。
![ツインルームの客室](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/4c51e8828d74562bac48cfa92cbfcef4-773x515.jpg)
テレビやデスク、ポットや電話などはすべて入口側にまとまっていました。
部屋が広い分、何かするときにいちいち歩き回らなくていいのはありがたいです。
![広い客室](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/84f6c646006827802e2907166f7b2c06-773x515.jpg)
ルームガウンを広げてみました。
丈が短く、身長が高い人は足の部分の露出が少し多いかもしれません。
露天風呂は男性用が本館の屋上に、女性用が新館の屋上にあるそうですが、これを着てそこまで行くのは抵抗ある方もいるかもしれないと思いました。
![ルームガウン](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/0c53b43fdbfc4f8bb3aac47879ba3190-773x515.jpg)
そしてデスク周り。
シンプルなのはいいのですが、2人以上で宿泊する場合、デスクで作業をする人がいるとテレビが見えなくなります(私が泊まった部屋だけかもしれませんが)。
そこは少しもったいない気がしました。
![デスク周り](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/0520c917b9619f8ebd530bdaf39bc272-773x515.jpg)
椅子は高さ調整機能がなく、座り心地も固めで疲れそうな印象です。
背もたれもないので長時間の作業には向かないと思いました。
![椅子](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/85463bce5fb4351b6aab04fd4594b5f1-773x515.jpg)
筆者が普段使っている仕事の道具を並べてみました。
デスクの広さは十二分なので、雑誌類を広げて旅行計画を立てたり、確認するのにはありがたいですね。
![デスク周り](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/379cdc880cd2c6db60cafe92ae355e8f-773x515.jpg)
ただコンセントの位置が不便です。
空気清浄機の電源とデスクライトがついた状態だとデスク下にあるコンセントが埋まってしまいます。
そのコンセントを除けば、私が宿泊した部屋には入り口付近、電気ポット付近、そしてベッドの枕元といった具合に、デスク周りから離れた電源をとってこなければいけません。
宿泊費自体は安いので長期宿泊を考えていて、作業も多くこなしたいのであれば延長コードを持参した方がベターです。
![空気清浄機](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/c269de9025711022f4166457ff90fcb2-773x515.jpg)
枕は平たくて柔らかいです。
それとは対照的にマットレスはかためでした。
![平たくて柔らかい枕](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/f76e6753111f3cc31d9e2bdabe3b6b0f-773x515.jpg)
小さな冷蔵庫もついています。
中には無料のミネラルウォーターが入っていました。
![冷蔵庫の中にミネラルウォーター](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/6b7fb94d11989bd5b66e53035ce157c6-773x515.jpg)
煎茶やコーヒーも無料です。
![ティーポット](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/9082747d653cd051389558246881c66b-773x515.jpg)
窓は出窓ですが、曇りガラスでプライバシーが確保されています。
![曇りガラスの窓](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/21-773x515.jpg)
正面ではなく横にある開放部からパシャリ。
少し見にくいですが右奥に走るのが東北自動車道です。
のどかで閑静な風景です。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/22-773x515.jpg)
エアコンは三菱のものでした。
部屋が広いわりに効きが早く、特に不満は感じませんでした。
十分なパワーがあるようです。
寝ていると顔に風が当たるのを感じるので、就寝時は微風にした方がいいと思います。
![三菱のエアコン](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/328470c17a9c73936e6e07f3af5eaec7-773x515.jpg)
トイレは個室でバスルームと別になっています。
多くのビジネスホテルで一緒になっているのに対し、これはポイントが高いところですね。
![バスとは別のトイレ](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/9dc08de3f657c5fa1eaf4e2cf59e27ff-773x515.jpg)
洗面所はバスルーム入り口についていますが、コンパクトながら必要な機能が揃っています。
ものを置けるスペースも広く、女性が身支度を整える意味でも使い勝手がいいと思いました。
![洗面台](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/8e303658463c92b7340383181c778525-773x515.jpg)
アメニティは歯ブラシ、櫛、カミソリがついています。
![アメニティ](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/218b066e2b89d69cb0f3026a07549559-773x515.jpg)
そして広くて快適なバスルーム。
このホテルには浴場が男性用・女性用と用意されていますが、1人でゆっくりしたい人にとって、自室で完結する作りになっているのは嬉しいです。
![広いバスルーム](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/6f99d5acb25c3c05ba11c499d371b72a-773x515.jpg)
タオルはシングルタオルとバスタオルが一本ずつ。
浴場に行くときは部屋から持参してくださいとのことでした。
![タオル](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/02b2fb6d3abf85863ca8eaf0fde7562c-773x515.jpg)
洗濯がしたい場合
ランドリーの設置場所は、新館の2階です。
また洗剤はレセプションで買えるそうなので必要な方は聞いてみてください。
![エレベーター](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/237aabfc0bb1693ce9188aff3f14fa92-773x515.jpg)
乾燥機と洗濯機が2台ずつあります。
ランドリースペースの周りには座る場所もあり、ホテル中のWi-Fiはパスワードなく繋がるので、そこで時間を潰すのがいいかもしれません。
![ランドリー](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/0f5cf7ebf98e506d8dac56a838a7c478-773x515.jpg)
時間がいい頃だったので本館に戻って最上階の浴場を覗きに行きました。
人工のラジウム温泉だそうです。
暖簾をくぐった先に脱衣室と言えるほどのスペースはなく、すぐに露天に繋がっています。
![大浴場入り口](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/98f8e9de3d3f917b02f3ac79afc877e7-773x515.jpg)
お湯の温度はそれほど高くありませんでした。
浴槽は小さめで、同時に入るのは4人が限度という大きさです。
雰囲気は感じられますが、2人以上が浴槽に浸かるとリラックスできない広さなのは正直残念です。
その分部屋の浴槽が立派なのでそこで済ませてしまった方が、他の人が来るプレッシャーもなく、のびのびできていいかもしれません。
![大浴場の浴槽](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/396b4dc36548efefbbaa4e89c0a28174-773x515.jpg)
![大浴場の洗い場](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/31d3a8baa8e449a1396951e11a86bb30-773x515.jpg)
開場時間は17:00〜24:00ということでした。
浴槽が小さい分、開いている時間は若干長めかなという印象です。
ホテルWILL浦和の朝食
朝食はどのプランでもついていて、6:45〜8:30の間に本館1階の食堂で提供されています。
日替わりかどうかは不明ですが、この日のメニューはミックスベジタブルやコロッケ、スクランブルエッグや焼きシュウマイ、納豆やサラダなどでした。
ご飯と味噌汁もあっておかわり自由です。
全ての料理の種類を合わせても10種類ほどなので種類を選ぶというよりは量をたくさん食べられるといった感じでした。
![朝食バイキング](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/b774f379b8c823ba1cab4fc0fd1e9371-773x515.jpg)
おかずは提供中ずっと温められていて、美味しく食べられます。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/eff5633068d7fe11fbb5efa3f2c75d16-773x515.jpg)
朝食に別途料金はかからないことを考えればお得感がありました。
![朝食盛り付け](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/2593bcc9d05575012b16ce27e20908bc-773x515.jpg)
周辺環境
冒頭でもお伝えしたように埼玉スタジアム2002が徒歩圏内にあるのが最大の売りです。
徒歩で10分程度です。
最寄り駅である浦和美園駅方面には他のホテルもありますが、ホテルWILL浦和は別方向なのでイベント後の混雑と無縁で、すぐに宿泊施設に戻れることは嬉しいですね。
![埼玉スタジアム2002](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/3f66742ba9eeb9adc256eb5518b8eed6-773x515.jpg)
最寄り駅である浦和美園駅までは徒歩で23分です。
車を持っていればですが鉄道博物館も10km圏内なので好きな方にはありがたいと思います。
晩御飯どうする?最寄りのコンビニは?
最寄りのコンビニであるファミリーマートは徒歩10分かかります。
浦和美園駅方面にはローソンがありますが、こちらはホテルからもう少し歩かないと着かないようです。
受付時に聞きましたが、どうやら食事処もそのくらい離れたところにあるようです。
車で移動できれば選択肢はかなり広がると言われましたが、レビューのためにもあえて徒歩で晩御飯が食べれるところに行こうと思います。
晩御飯を食べに向かう道中に少し寄り道してみました。
のどかな感じの風景です。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/92fa8579e43e894f96a7e1095838c0a7-773x515.jpg)
最寄りのコンビニはファミリーマートですが、その近くには蕎麦屋や中華屋があります。
少し迷いましたが・・・
味が濃いものが食べたかったので今回は中華屋をチョイス。
「福燕」という定食屋さんで食べることに。
![福燕](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/69488d6410c11bb82a3556b31cbb1e14-773x515.jpg)
この日は天津飯を選びました。
850円(税込)でかなりのボリュームがありました。
味も美味しく、提供も早かったので、この近辺ではオススメの食事処だと感じました。
![天津飯](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/916deca8614410b366122c85bd3438fb-773x515.jpg)
ホテルWILL浦和へのアクセス
電車での来館の場合
最寄り駅は埼玉高速鉄道(埼玉スタジアム線)の浦和美園駅となります。
徒歩23分、タクシーだと7分だそうです。
車で来館の場合
最寄りのICは東北自動車道の浦和ICですが、さいたま市以北から来る方は少し戻ることになるので、手前の岩槻ICで降りてもいいかもしれません。
浦和ICからは5分、岩槻ICからは10分と言ったところです。
ホテルWILL浦和のレビューまとめ・評価
お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、このホテルWILLは元ラブホテルです。
それに伴った館内構造のため、値段のわりにトイレがバスと別だったり、バスルームが十分すぎる広さを持っていたりします。
しかし、今はリーズナブルなホテルとして営業転換を行い、インバウンドの観光客を取り入れるなどの経営努力をしています。
埼玉スタジアムがとにかく近いのでそちらを前面に出してご紹介を始めましたが、ディズニーランドやお台場まで車で40分の位置にあり、それでいて駐車場も無料というのはメリットだと思います。
地方から車で首都圏に遊びに来る人には選択肢に十分入って来るホテルだと思うので、浦和にいらっしゃる方やその周辺に用事がある中で宿泊費を抑えたい方はぜひご検討ください。
ホテルWILL浦和の情報
ホテル名 | ホテルWILL浦和 |
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所在地 | 〒336-0972 埼玉県さいたま市緑区中野田1085 |
電話番号 | 048-878-4550 |
アクセス | 【電車の場合】 埼玉高速鉄道(埼玉スタジアム線) 浦和美園駅よりタクシー7分、徒歩23分 【車の場合】 ・東北自動車道 ・東北自動車道 岩槻IC10分 ・東北自動車道 東川口IC10分 |
駐車場 | 約20台 駐車料:無料 |
URL | https://stayinn-will.jp/ |
インターネット | Wi-Fi無料 |
宿泊したプラン / 部屋
宿泊日 | 2020年1月31日(金) |
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プラン | シングルルーム禁煙 |
料金(税込) | 4,800円(朝食代込) ※料金は同じプランでも曜日や空室状況によって異なります |