西東京のコア・ターミナル駅としてオフィス街、繁華街、歓楽街として人気の街、五反田。
人の出入りも多く、山手線を挟み、西側、東側で雰囲気が異なるのも特徴的な街です。
今回ご紹介する「ルートイン五反田」は、駅から少し離れた西五反田にある、古くから出張族に人気のホテルです。
都心にありながら高速ICに近く、都心ホテルには珍しく自前の駐車場もあります。
なんといってもTOCが近くにあり、無料シャトルバスを活用できます。
知る人ぞ知る、多くの出張族に愛されてきたホテル。
しかしながらホテル建物の賃貸借契約が満了を迎えたことに伴い、今年の5月31日をもって営業を終了することが決まってしまいました。
そこで、終了前に、ぜひこのホテルの魅力を紹介したいと思います。
機会がありましたら、ぜひ閉館前に訪れてみて下さい!
このレビューの目次
「ルートイン五反田」とは
ホテルルートインは、ルートインジャパン株式会社が運営するビジネスホテルのブランドです。
1977年4月に長野県上田市で会社創業。
第1号店になる「上田ロイヤルホテル」を1985年9月に開業。
1996年12月に現在の社名に変更し、全国に事業を拡大していきました。
2020年2月1日現在では、ルートインジャパンはグループ全体で16,040名もの従業員を抱え、運営施設も352施設 (ホテル 315/ 飲食店 21/ ゴルフ施設 5 / 温浴施設 10 / スキー場 1)という巨大グループとなっています。
「ルートイン五反田」は1997年4月1日、近畿日本ツーリストが「ホテルポポロ東京」として開業したホテルを2000年7月に賃借。
ホテルルートイン五反田として生まれ変わり、開業しました。
宿泊したプランと金額
今回は、
「お部屋タイプおまかせプラン(バイキング朝食付)」
というプランにしました。
お部屋のタイプをお任せすることでお得になるプランです。
ルートイン五反田では、どのプランにも朝食(バイキング形式)がついてきます。
お値段は税込8,500円。
今回記者は「じゃらん」を使い予約しましたが、公式サイトでも最安値で泊まれ、さらにpontaポイントがついたり、ドリンクサービスもあるので、公式サイトからの予約をお勧めします。
チェックイン・チェックアウト時間は?
こちらのホテルのチェックイン可能時間は15:00~29:00。
かなり遅めの深夜チェックインOKです。
また、チェックアウト時間は10:00になっています。
ホテル外観
首都高速と国道が立体的にクロスする交差点正面にホテルは構えてあります。
高速道路などからも見えますね。
大きな観光バスも入れるロータリーに大きなエントランスも特徴的です。
昔ながらのしっかりした造りのホテル、という印象です。
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ホテル館内
入り口には広いロビーがあります。
ルートインホテルズ公式SNSキャラクター「ルートンくん」がお出迎え。
東京、五反田の周辺観光情報資料もこちらでゲットできます。
ウェルカムドリンクで、ドトールコーヒーのコーヒーメーカーが置いてありました。
ロビーでコーヒーを頂くことができます。静かで、ちょっとした打ち合わせに使うのも便利ですね。
飲食店など周辺施設のクーポンの発券機もありました。
フロント
入り口を正面左、すぐの場所にフロントがあります。
ゆったりした広さのカウンターです。
こちらでチェックイン。
カードキーと朝食チケットを受け取ります。
常連さんが多いので、そう思われたのか、閑散時に予約したからか、館内説明もあまりありませんでした。
ガイドの紙はもらえたので、そちらをチェックした後、部屋に向かいます。
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エレベーターから客室へ
エレベータには特にカードセキュリティもなく、気軽に建物を行き来できます。
会議場や宴会所もありますので、そうしたところへ行きやすくとの配慮でしょう。
この建物は地下4階まであり、地下に食事会場や会議室があります。
また、オープンテラスもあります。
あいにく取材日は雨でしたが、天気の良い日は気持ちよさそうです。
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客室階のエレベーター前には、VODカード販売機とズボンプレッサーがあります。
最近のビジホは廊下が暗い(採光をしていない)ところが多いのですが、比較的明るい作りになっています。
窓からテラスや立体に展開する高速道路も見えます。
細長い通路を進み、客室に向かいます。
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客室の様子
ひとり客でしたが「お部屋タイプおまかせ」プランにしましたので、ツインのお部屋になったようです。
広いお部屋でラッキーでした。
ウッドベースのシンプル基調なお部屋です。
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入り口ドア手前にキーカードを差し込み、部屋の電源を入れるタイプです。
鍵を抜くと部屋の主電源が切れてしまいますのでご注意を。
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洗面台
入り口すぐ右手に洗面台、その奥にユニットバスという部屋のレイアウトです。
洗面台はとてもシンプル。
正面ミラーは大きめになっております。
歯ブラシ等のアメニティももちらにありました。
トイレ&ユニットバス
洗面所の奥の扉がユニットバスになっております。
トイレは一応シャワートイレになっていますが、温水の調節がちょっとめんどう。
ユニットバスは一応お湯が貯められますが、このホテルには大浴場がありますので、シャワーがあれば十分かもしれません。
シャワーはシンプルな作りのもので、お湯と水のバランスを双方出しながらひねって調整するタイプ。
パイプの部分でやけどをしないように注意が必要です。
シャンプー&リンス&ボディーソープは備え付けのものがあります。
クローゼット
しっかりした大きさのクローゼットがありました。
ハンガーもしっかりしたものが8つもありました。
室内着と、使い捨てスリッパもこの中にありました。
ベッドとソファ
ツインのお部屋でしたので広々とした寝室です。
ベッドのサイズは110×198(cm) と、まあ、1人で寝るには十分。
足元にソファが置かれていましたが、いざとなったらベッドにもできるようで、この部屋で最大3人寝れそうです。
枕元にはライトと電話、残念ながらスマホ電源などはありませんでした。
室内の温度調整は、枕側にある壁に備え付けられたダイヤルで行います。
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机&テレビ、その他の室内設備
壁側に机が備え付けられ、化粧台のような使い方ができるのと、テレビが横に置かれてあります。
その他、この一角に、ケトルや冷蔵庫などが備え付けられてあります。
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テレビはVODカードを購入すれば映画などが見れます。
もちろん、普通に地上波番組は見ることができます。
テーブルのところにLANケーブルがあり、有線でネットに繋げます。
もちろん無料でWi-Fi環境もありますが、回線は少し遅め。
ノートPCでネットを見れるなら、有線接続も良いかもしれません。
テーブルの下にはコップなどの棚になっている他、数字でロックするタイプの貴重品収納BOXもあります。
また、冷蔵庫も使えます。
窓の景色は
部屋には大きめの窓が備え付けられています。
ただ、空気の入れ替えくらいにしか開けられません。
目の前を高速道路が走っている風景が見えます。
上層階はもう少し見晴らしが良さそうですね。
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ルートイン五反田名物・最上階大浴場へ
7階にはこのホテルの名物、大浴場があります。
さっそく向かってみます。
と、その前に、
このホテルには各階にソフトドリンク、アルコールの自販機が設置されています。
お風呂上がりの一杯も気兼ねなく楽しめますね。
7階のエレベータ前には、なんと「牛乳」の自販機までありました。
風呂上がりに飲むコーヒー牛乳もまた、格別です。
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7階はお風呂までの通路は展望フロアのようになっていて、マッサージチェアなどにすわりながらのんびり窓の風景を楽しめるようになっています。
廊下も石が敷かれてあり風情があります。
健康を考えた青竹踏みエリアもあったりします。
フロアには喫煙スペースがあり、ちょっとしたテラスとしても楽しめるようになっています。
男性大浴場「武蔵野」。
青い暖簾がいい味出しています。
入り口の前に貴重品入れがありますので、財布やカードはここへ。
なお、女性用大浴場「多摩」は廊下の少し先の奥にあります。
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浴場の中にコインランドリーがあります。
お風呂にゆっくり入りながら、下着を洗っておくのもいいかもしれませんね。
洗面台にはドライヤーがある他、使い捨て髭剃りなどが自由に使えます。
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広い浴室。シャワーも洗い場もあります。
15:00~26:00、5:00~10:00までの間ならば、何度でも入浴可能です。
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朝食バイキング
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朝食会場は地下4階。
バイキング形式で、ホテルの宿泊客は全員利用可能です。
地下にはこの他宴会場や会議室がありますが、時勢柄、使われていませんでした。
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地下4階には建物の吹き抜けの空間にオープンテラスがありました。
夏場なんかは楽しめそうです。
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バイキングはシンプルではありますが、和洋様々な料理が用意されていました
なにせ宿泊者に無料でのサービスということでしたが、サービスというには種類もありなかなかのボリュームです。
ドリンクもホットコーヒーから各種ジュースを選べました。
「ルートイン五反田」へのルートガイド
ルートイン五反田は正確な最寄り駅は東急池上線の大崎広小路駅や戸越銀座駅になりますが、やはりJR五反田駅からの利用が一般的になるでしょう。
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五反田駅の西口を出ますと、TOCに向かう無料のバスがあります。
これに乗ってまずはTOCに向かうのが楽ですね。
もちろん、徒歩10分程度のたいした距離でもありませんので、五反田の街並みを歩いていくのでもOK。
桜田通りを目黒川を越えて西へ真っすぐ進みます。山手通りも越えてひたすら真っすぐ進むと、やがてTOCが見えてきます。
TOCとは「東京卸売センター」の略で、各種商業施設に展示会などのコンベンションセンター等もある複合施設です。
50年前の落成当時は日本最大の容積率を誇る建物でした。
今でも各種イベントが行われている、都心の便利な施設です。
無料バスを使われる方は、ここまでは送ってもらえます。
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ここから桜田通りをもう少しだけ西、丸子橋方面へ進みます。
3分ほどで高速道路とぶつかる手前、ホテルが見えてきます。
車なら、首都高速2号線 目黒ランプより車で約2分。
建物の裏手に駐車場もあります。
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五反田晩メシガイド
五反田の繁華街は食事には困りません。
駅周辺まで足を伸ばせば色々なお店があります。
手早く済ませたい! という方に一度行ってもらいたいのがこちら、
陳麻家の1号店。
1号店なのに、かなり古びた雰囲気ですが、あの辛い麻婆豆腐の元祖が食べられます。
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それと「せっかく五反田に来たのだからスタミナをつけて夜遊びしたい!」という向きの貴男にはこちら「モンスターグリル」。
インパクトの強い店構えですが、ステーキーもハンバーグもボリュームたっぷりでパワーをもらえます!
記者が訪れたとき、たまたまフィレステーキの半額セールをやっていたので思わず頼んでしまいました。
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近くにコンビニは
ホテルから中原街道を少し進むとローソン LTF荏原一丁目店があります。
道路を渡った反対側にはファミリーマート 西五反田六丁目店がありますのでお好みで。
なおTOCにもナチュラルローソンがあります。
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ルートイン五反田のレビューまとめ
近年に建てられたホテルと異なり、高速道路で車でやってくる地方からの出張族をもてなす、TOCにも歓楽街五反田にも近いユーティリティーホテル、としてルートイン五反田は、かつて人気を博していたと思います。
今となっては、展示会やイベントの中心地が海浜エリアになり、公共交通機関も進化し、車で都心にに来るニーズも減り、バブル的で豪華な設計思想のこのホテルも、その潜在力を持て余すような状況になっています。
しかし、こうした時代と少しずれた特徴こそが、このホテルならではの個性であり、魅力につながるとも思います。
都心にいながら、まるで温泉宿のようにゆったりできる大浴場や、コーヒー飲み放題の開放的なロビーラウンジ、天気のいい日は気分が良いだろうテラスなど、最近のホテルにはない魅力もたくさんあります。
ビジネスユース的にも、各種会議室が利用できるのも使い所がありそうです。
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冒頭にも書きましたが、このルートイン五反田、今年5月いっぱいをもって、残念ながら無くなってしまいます。
記事を見ている皆様の中には、今ほどビジホがたくさん増える前に、かつてこのホテルを利用したことのある方もいるのではないかと思います。
また、こうした都心では貴重な昭和的豪華さを味わってみたい若い方もおられるかもしれません。
いずれにしても、、閉館前にぜひ一度、今となっては独特な趣のあるこのホテルに泊まってみるのはいかがでしょうか。
ホテルルートイン五反田の情報
ホテル名 | ホテルルートイン五反田 |
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所在地 | 〒141-0031 東京都品川区西五反田6-13-1 |
電話番号 | 03-3779-6100 |
アクセス | JR山手線・五反田駅より徒歩約12分 東急池上線・戸越銀座駅より徒歩約9分 |
駐車場 | 有り(1,500円/日) |
URL | https://www.route-inn.co.jp/hotel_list/tokyo/index_hotel_id_51/ |
インターネット | Wi-Fi無料 |
宿泊したプラン / 部屋
宿泊日 | 2020年03月29日(日) |
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プラン | お部屋タイプおまかせプラン(バイキング朝食付) |
料金(税込) | 8,500円 ※料金は同じプランでも曜日や空室状況によって異なります |