渋谷は、最先端ITベンチャー企業が集うビジネス街でもあり、若者が集う遊び心満載の街でもあります。
遊びに仕事に、ハイブリッドで活用できるのが今回ご紹介する「渋谷グランベルホテル」です。
最先端デザイナーズ・ホテルでありがながら、新機軸、新サービスも積極的に挑戦し、お目が高い海外インバウンドツーリストたちを満足させているこのホテルですが、ビジホファンのニーズにも充分応えられるポテンシャルを持っているんですよ!
このレビューの目次
「渋谷グランベルホテル」とは
株式会社グランベルホテルが運営するデザイナーズ・ホテル。
USD株式会社(旧都市デザインシステム)が設計を行っています。
渋谷・桜丘町の一等地にそびえるこのホテルは、2004年のテレビドラマ「東京ワンダーホテル」(NTV)の舞台としても有名です。
ドラマは、主人公・橘健太郎(ユースケ・サンタマリア)ら若者たちが、「東京の真ん中に、小さくてもいいから文化の生まれるホテルを造ろう」という熱い思いでホテルを創っていきます。
また実在のスタッフや関係者が登場するなどでも話題を呼びました。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/3335708530e612ed2c96d409acbbf168.jpg)
なお、ホテルは、ドラマが終わってから2年後、2006年7月7日に開業しています。
宿泊したプラン
今回宿泊したプランですが、旅行サイトの事前予約で下記のプランで予約しています。
【朝食付き】シンプルステイ
価格は8,700円(税込)です。
小さいながらも旅行客にも人気のシティホテルで、立地も考えればかなり割安です。
と、いいますのも事前予約をするかしないかで値段がガラリ変わります。
例えば記者が宿泊した日の当日にGoogleのホテル比較検討を見てみると、倍近くのお値段になりました。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/01_hotel_info-409x515.jpg)
ただし、この記事の執筆時点(2020/2/18)では、中国人観光客の渡航規制による激減のためか、価格がかなり落ち込んでいる場合もあることを追記しておきます。
ホテルの外観
JR渋谷駅西口をでて玉川通りを渡り、桜ヶ丘に入ったすぐの場所にホテルはあります。
ビルを正面から見ると細長くてユニークなデザイン外観です。
(横から見るのとはだいぶ印象が違います)
しかし、驚かされるのはその入口です。
![外観](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/01_hotel-in-6-299x515.jpg)
大きな木の扉となっており、ドアノブも無ければ中も見れません。
まるで忍者屋敷の門のような扉を開ける事になります。
結構斬新な体験ですね。
![入り口扉](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/02_hotel-in-5-687x515.jpg)
館内設備
大きな木の回転扉を開けると、正面左手にエレベーター。
その奥にフロントがあります。
ロビーにはソファーや観光ガイドマップなどが盛りだくさん。
タッチパネルでさまざまな情報を呼び出せる端末もあります。
渋谷の街をとことん遊び尽くせる情報が盛り沢山です。
ウェルカムドリンクのサーバーもありました。
まだまだロビーは奥があるのですが、まずはフロントでチェックイン。
キーカードと朝食チケット。
それと男性向け化粧品が詰まったアメニティセットをいただけました。
手前のエレベーターのところに戻り、部屋のフロアに向かいます。
エレベーターの横には外国人客向けの両替機もありました。
2階にレストランも有るので、エレベーターは誰でも使えるようになっています。
今回は12階という高層階に宿泊できました。
風景は楽しみですね。
エレベーターのエントランス。
おしゃれです。
後ほど写真を掲載しますが、正面の壁がガラス張りになっていまして、渋谷の風景を一望できます。
まずは部屋に向かいましょう。
「渋谷グランベルホテル」の客室は?
部屋のカードキーをドアに差し込みます。
きちんと読み取れるようにゆっくり操作が必要です。
中に入ります。
![客室](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/12_hotel-room-2-763x515.jpg)
海外のドラマに出てきそうな部屋ですね。
ハイセンスな証明にスケルトンのユニットバス。
ベッドもゆったり落ち着けます。
照明の配色もきれいです。
全体的にセンスが良すぎて、ちょっと落ち着かないくらいです。
ベッド
枕元のライトがちょっと艶かしい雰囲気ですが、スイッチは使いやすかったです。
寝心地は上々。
照明のスイッチが頭の方に集中しているのもいいですね。
ただ、今どきの若者のスタイル「寝ながらスマホ」をするための電源が枕元にはありませんでした。
寝間着はタオル生地のガウンで、肌触りもいいです。
テーブル
テレビのあるサイドテーブルとは別に、少し奥行きのあるテーブルがベッドの足元にありました。
ソファもあります。
ノートPCを置いて作業をすることも想定しているらしく、ケーブルLANのソケットもありました。
その他、ティッシュ、消臭剤、灰皿、目覚まし時計がありました。
今回、禁煙席を頼んだつもりでしたが、灰皿があったので、何かの手違いで喫煙可の部屋になっていたのでしょう。
ただ、タバコのニオイはほぼしませんでした。
ユニットバス
ひとりの利用なので今回は問題ないですが、トイレも完全ガラス張り。
(カップルで来たらどうすんだろ)
シャワーはバスタブがない、紛うごとなきシャワーです。
湯圧(水圧)が高く、加減の調整がちょっと大変でしたが、気持ちよく温まれます。
歯ブラシやひげ剃りなどのアメニティもここに置かれています。
サービスドリンク(ミネラルウォーター)もありました。
タオルは1枚ずつ。ドライヤーも洗面台の下にありました。
サイドテーブル&テレビ
部屋にはテーブル&ラックがもう一つあり、そこにホテル内線(電話)とテレビが置かれていました。
テーブルの下は収納になっていて、冷蔵庫、ティーセット、それに貴重品保管用の金庫があります。
内線の電話はちょっと渋いです。
テーブルの脇にはスリッパなどがあります。
テレビは電源を入れるとホテルガイド。
館内の利用ガイドになっています。
AIコンシェルジュを試してみる!
このホテルの面白いところはGoogleアシスタントのアドオン機能を使って、AIでホテルガイドをしているとの事。
さっそく試してみましょう。
まずはGoogleアシスタントをインストール。
アプリを起動したら「ステイプラスにつないで」と音声入力してください。
ホテルが選べますので「渋谷グランベルホテル」を選びます。
すると、渋谷グランベルホテルのモードになり、この施設情報などを音声で話しかければ、スマホが答えてくれるというわけです。
はたしてどれほど使えるものか、試してみます。
まずこのホテル、ビジホ利用なら定番のコインランドリーの案内が無かったので、聞いてみました。
が、反応なし。
情報の無いものは反応しないようです。
では、今度は簡単な質問「チェックアウトは何時ですか」に対しては、きちんと答えてくれました。
つづいてタオルが1枚ずつだったので、「タオルは何枚ありますか」(替えはありますか)と聞いたところ、「タオルはありますか」と解釈したらしく、アメニティー一覧を案内されました。
いや、そうじゃなくて、「何枚あるかを聞きたいんですが」と訪ねたところ、回答不能でした。
まだまだだな〜AI。
気をとりなおして、今度は「近くにコンビニはありますか」と聞いたところ、地図つきで案内をしてくれました。
意外とやるじゃん、AI。
調子に乗って、色々音声で質問してみました。
Googleの音声入力自体はかなりの精度で認識していましたが、肝心のAIの方は今ひとつ。
もう少し想定問答を学習させてあげたほうが良さそうですね。
うーん、やっぱり、あまり変わったことはわからないみたい。
うーん、サービス業の本格的なAI革命はもう少しだけ先のようですね。
…とは言え、ゲーム感覚で少しだけ楽しませていただきました。
窓からの景色は
今回は12階という高層階のお部屋になったので、少し景色は期待したのですが、肝心の窓はトイレの後ろ側のこの小さなスペースのみ。
窓も開けられるタイプではありませんでした。
狭い窓ではありましたが、夜の街並みは見れますね。
![窓から見える夜景](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/46_room_windowJPG-687x515.jpg)
おしゃれな館内の散策
では、館内をみていきます。
まず、部屋を出て、先程のエレベーター前に向かいます。
エレベーターの向かい側は一面ガラスになっていて、夜になると渋谷の夜景が楽しめます。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/47_hotel-guide-687x515.jpg)
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/48_hotel-guide-687x515.jpg)
さて、今度は8階の自動販売機コーナーに向かいます。
このホテルは低層階ほどフロアが広くなっているため、廊下などがかなり長くなっていました。
雰囲気あります。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/49_hotel-guide-687x515.jpg)
エレベーターから廊下を少し歩くと自販機コーナーがありました。
ジュースなどを安く提供しているのは好感度高いですね。
ビールもちゃんとあります。
さて、今度は製氷機のある3階フロアへ。
8階よりさらに広いフロアで、廊下も長くなっています。
少し迷いましたが、何のことはない、エレベーターの裏手にありました。
フロアがおしゃれすぎて見落としていました(汗)。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/56_hotel-guide-543x515.jpg)
ラウンジで珈琲をいただきます
1階フロア、奥にはラウンジとして使えるスペースがあり、無料のお茶や珈琲が飲めます。
入口側にはワインの飲めるカフェバー「CONA」が併設していました。
渋谷グランベルホテルの朝食は?
朝食は2階のレストラン「咲La Dining」で7:00~10:30の間、食べられます。
客室フロアからレストランまでの廊下もスタイリッシュ。
まるでイベントのパビリオンブースに向かうみたいです。
朝食はブッフェスタイルです。
パンやシリアル、サラダや卵料理・サイドミートなどの洋食と、焼き魚や煮物などの和食をお好みで選べます。
フロアは広く、渋谷の街を眺めながら食べられます。
残念ながら宿泊時は開発工事中の風景でしたが、渋谷再開発が終わったら、きれいな街の風景を眺められるんでしょうね。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/65_breakfast-687x515.jpg)
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/66_breakfast-687x515.jpg)
工事中でちと厄介?渋谷グランベルホテルへの行き方
渋谷駅から7〜8分程度の距離です。
物理的にはかなり駅近のホテルなのですが、現在(2020年2月)渋谷駅が改装に次ぐ改装工事のため、ちょっと行き方が面倒になっています。
まずJR渋谷駅南改札を出て西口方面に。
そこから玉川通り(首都高)を渡るのですが、この陸橋が工事のため、時々入り口が変わって面倒になっています。
標識や案内を見ながら、まずはこの陸橋を渡りましょう。
陸橋の降り方も工事中のため変化していますが、要は、橋の右手に見える桜丘町方面に向かいます。
交差点を「さくら坂」を登る方向ではなく、星乃珈琲のある方へ、ひとつ道を挟んで「串だおれ」の前の坂を登ります。
見上げるとビルの外観が見えます。
坂を登ったすぐのところにホテルがあります。
ホテル自体の入り口は地味なので見逃さないように。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/73_root_guide-687x515.jpg)
晩ゴハン、歩けば選択肢はかなりあるけど……
グランベルホテルの1階フロント前には、東京、渋谷の観光情報がたくさんあります。
晩メシ情報も、カードがたくさん入ったボードがあり、パッと見気に入ったお店の情報のカードをゲットできる仕組みです。
このカードを目当てに渋谷の街を歩くのもゲームみたいで面白いと思います。
ただ、記者の宿泊タイミングが日曜で、やっているお店が少ないのと、この夜はかなり冷え込んだので、あまり歩かない様に(具体的に言えば玉川通りを渡らず)、手近な桜丘街近辺でお店を探しました。
残念ながら日曜夜は意外とやっている店が少なく、近所で見つけたのは隣の漢方薬膳中華「七宝麻辣湯」、それと坂を少し登ったところに「ガパオ食堂」がありました。
「ガパオ食堂」は結構メディアでも話題にもなっていたので覗いてみました。
タイ国商省の「タイ・セレクト」認定店でもあるこのお店は、「桜丘」にあることを意識したほんのり桜コーデをしてある小粋な店です。
定番のガパオご飯(1,078円税込)を美味しくいただきました。
最寄りのコンビニは3ブランドともに少し歩きます
AIコンシェルジュで最寄りのコンビニとしてセブンイレブンを紹介されました。
しかし、おそらく最も手軽に行けるのは、ガパオ食堂からあと少しだけ進んだローソンかと思われます。
ガパオ食堂から通りを曲がり、玉川通りに向かう途中に、紹介されたセブンイレブンがあります。
あと、駅からホテルに向かう途中、さくら坂のふもとにファミリーマートがあります。
お好みで選びましょう。
渋谷グランベルホテルのレビューまとめ・評価
かつてテレビドラマでもあったように、小さいけどおしゃれで楽しめるホテルということで生まれた渋谷グランベルホテル。
デザインやコンセプト優先の遊び心が満載のホテルです。
旅行客はもちろんですが、インスタ映えする写真が取りまくれるこのホテルはデートホテルとして、カップルや女子会でも楽しめます。
ビジホファンとしては、インターネット環境(有線&無線LAN)や机などの用意もあり、メンズ専用のアメニティも提供するなど、サラリーマンのビジネス用途としても使えることがわかりました。
事前に予約をすれば、ビジホ感覚の金額でも宿泊できます。
なにせ、渋谷という立地が素晴らしい。
![](https://biziho.jp/wp-content/uploads/2020/02/83_matome-687x515.jpg)
エントランスが木目の回転扉ということもあり、本当に都会の隠れ家的ホテルと言えます。
ビジネスに、デートに、皆様のとっておきの切り札ホテル、として是非有効活用してみてください。
渋谷グランベルホテルの情報
ホテル名 | 渋谷グランベルホテル |
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所在地 | 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町15-17 |
電話番号 | 03-5457-2681 |
アクセス | JR渋谷駅南改札西口より徒歩5分(工事状況による) |
駐車場 | 無し |
URL | https://www.granbellhotel.jp/ |
インターネット | Wi-Fi無料 |
宿泊したプラン / 部屋
宿泊日 | 2020年2月16日(日) |
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プラン | 【朝食付き】シンプルステイ |
料金(税込) | 8,700円 ※料金は同じプランでも曜日や空室状況によって異なります |