出張族なら「終電ギリギリで現地入り」なんて大変なシチュエーションに出くわす場合もあるかと思います。
深夜過ぎてからのチェックイン、なかなか対応してくれないフロント相手にするのもつらいものがありますよね。
今回ご紹介する「ふくろうの湯」は、こうした悩みを解決する合理的なチェックイン、チェックアウトができます。深夜の池袋を満喫するには、もってこいのホテルです。
このレビューの目次
スーパーホテルLohasとは
「安い」「便利」「お手軽」と、三拍子揃ったホテル界のコンビニエンスな人気ブランド「スーパーホテル」
この、スーパーホテルの中でもLOHAS(lifestyles of Health and Sustinability)をコンセプトとした、ちょっとだけ贅沢、かつecoを意識したブランドです。
「ecoと言えば聞こえは良いけど、客に不便をかけるのでは?」と疑う人もいるかも知れませんが、ご安心下さい。
確かにNaturalやOrganicな備品を使ったり、ゴミが出ないように必要な分だけ消耗品を使うような工夫は各所にされておりますが、なにより色々な手続きや仕組みがスマートでシンプル、むしろ客に不便を感じさせません。
宿泊したプラン
スーパーホテルには長期事前予約や連泊すると安くなるプランが色々ありますが、今回は、こちら
【朝食付き】24時以降深夜チェックインOK!【オンライン決済限定】夜遅くても大丈夫♪
というプランにしました。
後から詳しく解説しますが、このホテルの鍵管理システムを上手く使い、チェックインが遅くなってしまうような方や、遅くまで池袋の街で遊びたい方などに非常にメリットのあるプランになっています。
加えて、10月から有料になって大幅パワーアップした朝食バイキングも付けてみました。
お値段は税込6,000円になっております。
さらに今回は楽天のクーポンが使えましたので5,500円で予約できました。
スーパーホテルLohas池袋駅北⼝の外観と館内設備
池袋駅から少し歩いた、歓楽街のハズレに位置するこのホテル。
通りの正面なので迷うことはないですが、近隣を配慮してかecoを意識してか、綺麗ですが少し控えめな入り口です。
今回、深夜チェックインプランで予約したわけですが、
「……という事は、フロントの人が鍵を開けてくれるのを呼び出して待たなければならないのかな?」と思われるかもしれません。
しかし、ここがecoでスマートなところ。
予約当日、フロントに事前連絡すると「ルームナンバーと暗証番号」が教えられます。
それさえ把握してればチェックインは何時でもOKなのです!
ドアを入った右側にあるセキュリティーコーナーに、事前に聞いた暗証番号を聞けば、もう入館OKで、そのまま自分の部屋まで入ることができます。
しかし、そんな一見無機質に見える仕組みの中でも、このホテルは「人の気遣い」を忘れてはおりません。
入口には「お疲れさまです。ご自由にお取り下さい」といって、タオルを提供していました。
取材したこの日はあいにくの雨でしたが、こうした心配り、とてもうれしく思いました。
さすがにフロントには誰もいませんでしたが、奥にはスタッフが控えていて、いざという時は対応していただけるそうです。
深夜までお疲れさまですね。
ロビーにはちょっと早いけどクリスマスツリーが。
エントランスには各国語の旅行ガイドやウェルカムドリンクコーナーが有りました。……が、深夜だったので流石に品切れ。残念。
フロント正面にあるアメニティグッズは選び放題ですが、ecoを考えて使う分をいただきましょう。
浴衣や室内着もここで好きな大きさを選べます。
外国人向けに浴衣の着方を解説しているのも親切ですね。
あと、低反発や硬めの枕など、様々な好みの枕貸し出しサービスもしているのですが、深夜遅くのチェックインだったため、品切ればかりでした。
セキュリティーコードで部屋へ
エレベータを上がるとズボンプレッサーなどの貸し出しがありました。
そのまま部屋の方に向かっていきます。廊下は奥行きはあり、広めです。
部屋のドア。
ここで暗証番号を入力して部屋に入ります。
とにかくこの暗証番号を、宿泊する一日は忘れないようにしてください。
この暗証番号を使って出入りする、という点は好みが分かれるところだと思います。
とにかく番号さえ把握していれば、キーカードや鍵もいらず、チェックイン・チェックアウトも部屋の出入りもスムーズです。
筆者は携帯電話(スマホ)にメモしておき、すぐわかるように設定しておきました。
ちなみに万一、この番号を忘れてしまってもフロントで24時間対応はしてくれます。
部屋の内観
暗証番号を入力して部屋に入ると、中はシングルにしては大きめのベッドが鎮座しておりました。
部屋は他のホテルに比べ、むしろ狭いほうです。
ベッド脇の僅かな荷物スペースに必要最小限のテーブル。
しかしながら、どれも使い勝手は悪くないレイアウトです。
他のスペースのコンパクトさに比べ、ベッドは快適な広さです。
一人で寝るのがもったいないくらい(笑)。
枕元にはライト、目覚まし、それに電源もあるため、寝ながらスマホもバッチリです。
浴衣と低反発枕、アメニティはロビーで調達済み。
クローゼットもハンガーのみの基本構成。
ティーカップ、ポットの類もコンパクトに収納され、必要最低限だけ用意されています。
むしろ個人的にありがたかったのはLANケーブルやマルチ充電アダプターなどがちゃんと置かれていたこと。
タバコを吸わない人が快適に過ごせるように、室内禁煙を徹底しているところです。
部屋には加湿器つきの空気清浄機もあり、気持ちよく過ごせるよう配慮がなされています。
トイレとバスルーム
こちらも狭くて必要際限なトイレとユニットバス。
ただし、水については「イオン水」を使うなど、配慮がなされています。
また、このホテルは24時間入れる炭酸温泉が名物なのですから、簡単なシャワー機能だけあればよいという考え方ですね。
タオルのストックもここにあります。
窓の景色
池袋の繁華街に位置して、ビルが立ち並ぶ合間にあるこのホテルは、残念ながら窓の景色はあまり期待できません。
窓のカーテンはかなり厚手で2枚になっており、むしろ夜間に外の光を遮断して快適に過ごして頂く、という発想のものです。
ちなみに窓は夜に室内照明をつければミラーのようになって少し開放感があるのと同時に、ベッドの自分を見ることができるようになっています。
逆にちょっとラブホテルみたいで嫌だなという方はカーテンを締めたままで。
室内照明を暗くすると、池袋の下町の様子が伺えます。
ちょっと面白いテレビ&Wi-Fi情報
さて、それでは名物「ふくろうの湯」に行こうか、とその前にもう一つ、室内のテレビですが、ここでホテル館内の情報を知ることができます。
テレビ電源をつけるとこのような画面になります。
画面左側に注目してください。
まず、フリーWiFiのパスワードが知ることができます。
また、その下には大浴場の混雑具合がひと目でわかるようになっています。
お風呂に行く前に混雑状況をチェックしてから向かって下さい。
また、画面からヒーリング音楽を選べば、快適なBGMや環境映像が流れます。まさにロハス!
五感を開放してリラックスできますね。
さらにVODもここから入れます。映画やアニメなどの作品も見れますよ。(別途視聴カード1,000円の購入が必要です)
ところでWi-Fiですが、無料で使えるのは良いものの、アクセスが集中するためか、深夜は全くつながらず、個人的には使い物になりませんでした。
電波の通りはまずまずなので(部屋によるかもしれませんが)、テキストサイトやBBSを見るなど以外の、重いサイトのブラウザ動作は期待しない方がいいです。
ここは海外の方も多いと思うので改善して欲しい所です。
ホテル館内施設&いざ名物の炭酸温泉へ!
館内にはコーヒーやイオン水を飲めるドリンクサービスのスポットがあります。
またランドリーも多めに用意されています。
また、自由に使えるPCも用意されています。
ちょっとした調べ物はこちらで。
さらに無料でプリンターも使えますので、お出かけ前のクーポン印刷などもこちらでできます。
2Fにはオープンテラスもありますが、取材日は深夜で雨が降っていたため使えませんでした。
ただラウンジは使えましたので、温泉の男女待ち合わせやちょっとした休憩はこちらで。
温泉は1Fが男性、2Fが女性になっております。
炭酸泉の大浴場です。
洗い場は少ないので、やはり部屋のモニターでチェックして人が少ないタイミングでの利用がオススメです。
湯船の広さはまあまあです。
桜をイメージしたオブジェがいい味出しています。
炭酸はちょっと弱めで炭酸泉マニアには少し物足りませんが、それでも朝まで入り放題で、ゆっくり広い湯船に入れるのはありがたいですね。
着替え入れには鍵などがなく、貴重品ボックスもちょっと使いにくかったので、貴重品は持たず、タオルひとつで向かうので良いかと思います。
朝食バイキング
10月から有料になり、大幅パワーアップした朝食バイキングです。
和洋盛り沢山、オーガニック&ヘルシーをコンセプトにした「スーパーホテルLohas」の名前に恥じない、バラエティで健康的なラインナップです。
オーガニック野菜を使ったサラダ各種、栽培環境にも配慮した特別栽培米、調味料も、勿論料理にも体に優しいスープや健康料理など「ロハス」と名乗るからにはのこだわりが感じられます。
ドリンクメニューやデザートも豊富。
コーヒー、紅茶、各種ソフトドリンクはもちろん、ミルクやフルーツウォーターもあります。栄養満点のバナナスムージーは特にオススメです。
シングルカウンター席には、さりげなく充電コンセントも。
朝からスマホをチェックしながらの食事も大丈夫です、が、豊富なメニューをチェックするのでスマホどころではなくなるかと思います。
もし事前にプランに入れてなかった場合も大丈夫、朝食は1,200円で食べられます。
アクセス
JR池袋駅西口か、北口から向かいます。
まず駅を出ましたら駅を背に右手に。
いけふくろうのオブジェを過ぎてまっすぐ進みます。
マツキヨを越え、通りにぶつかったら右手に「ホテルSunCity」前を左に曲がります。
あとは真っすぐ進んでください。
途中、男性諸兄には誘惑されそうな場所が多いですが、ここはひたすら真っ直ぐに。
繁華街の街の光が少しさみしくなってきたあたりまでくるともうすぐ。おなじみの「スーパーホテル」の看板が見えてきます。
周辺環境&晩御飯について
そもそも、眠らない街・池袋の繁華街を通っていくため、食事などには全く困りません。
困らなさすぎて困ってしまう(笑)くらいです。
前に紹介したルートガイドは最短ルートですが、駅から横に少しそれて、ロマンス通りの方を通っていくと、モロに池袋の夜の街を通過していきます。
池袋、夜の名所「ロサ会館」周辺の歓楽街です。
にぎやかで楽しい町並みですが、正直いまだにガラの悪い客引きなどもたまにいますから、羽目を外しすぎないようにご注意を……。
近くにコンビニは
駅からホテルに向かう途中にもいくつもコンビニがあります。
ホテル最寄りはこちらのファミリーマート。
ホテルから1分かかりません。少し歩けば深夜までやっているドラッグストアもありました。
スーパーホテルLohas池袋駅北⼝のレビューまとめ・評価
スーパーホテルLohasはビジネスホテルとして、とことん合理性に即したコンセプトになっています。
暗証ナンバーでの部屋のセキュリティーシステムは受付の人件費など無駄なコストかけず、かつ、利用者にとっても手間も少なくなっております。
なにより受付を通さないので深夜チェックインなどの時間の融通が効くようになり、色々な活用が出来ると思います。
ロケーションも繁華街、ラブホテル街の合間という事で、なにかとクセが強いホテルですが、必要な部分はリッチにこだわり、いらない部分はecoに、極力不要な手間を排除することによって、コストパフォーマンスも優れたホテルになっております。
一方で「暗証番号を覚えるのが面倒」とか「歓楽街にあるので家族では使いづらい」と思う人もいると思います。
利用者を選ぶホテルだな、というのがこのホテルの正直な感想です。
とは言え、使いこなせば利便性やコスパも良く、ビジホファンには強くオススメしたいホテルのひとつです。
その他のスーパーホテルのレビュー
池袋以外のスーパーホテルでは以下のレビュー記事があります。ぜひご覧ください。
「スーパーホテル横浜関内」横浜中華街と横浜スタジアムの中間で格安のホテル
「スーパーホテル旭川」ビジネスにも観光にも!駅徒歩5分で天然温泉も楽しめる
「スーパーホテル湘南・藤沢駅南口」天然温泉に健康朝食が食べ放題!藤沢駅でリゾート気分
スーパーホテルLohas池袋駅北⼝の情報
ホテル名 | スーパーホテルLohas池袋駅北⼝ |
---|---|
所在地 | 〒171-0014 東京都豊島区池袋2-62-14 |
電話番号 | 03-3984-9000 |
アクセス | JR池袋駅 20A出口より徒歩約5分 |
駐車場 | 無し |
URL | https://www.superhotel.co.jp/h_links/ikebukuro/ |
宿泊したプラン / 部屋
宿泊日 | 2019年11月18日(月) |
---|---|
プラン | 【朝食付き】24時以降深夜チェックインOK!【オンライン決済限定】夜遅くても大丈夫♪ |
料金(税込) | 5,500円 ※料金は同じプランでも曜日や空室状況によって異なります |