今回ご紹介するホテルは、会津で有名な温泉地である東山の温泉街にある「YUKKURA INN ~ゆっくらイン~」(以下「 ゆっくらイン 」)です。
ノンサービスだから実現できるリーズナブルな価格のビジネスホテルです。
その安さは圧倒的で、東山温泉街の宿泊施設で最も安いホテルです。
「庄助の宿 瀧の湯」(以下「瀧の湯」)の別館で、本館「瀧の湯」の大浴場や様々なサービスを利用することができます。
会津東山温泉は「伏見ヶ滝」周辺から湧き出した温泉から今の温泉街へと発展しました。
「瀧の湯」開湯1300年、創業130余年の東山温泉発祥の場で、「伏見ヶ滝」がすぐ側を流れる絶景温泉旅館です。
温泉からは伏見ヶ滝が一望でき、かの有名な「竹久夢二」や「与謝野晶子」等の多くの偉人に愛されたと言われています。
リーズナブルな価格で歴史ある絶景温泉が楽しめる宿ということで魅力盛りだくさんの「ゆっくらイン」をご紹介していきます。
このレビューの目次
宿泊したプラン
ヤフートラベルにて予約。
「朝食バイキング付!1泊朝食付き/特典付/リニューアル洋室Cタイプ【バス・トイレ付】」
という宿泊プランで5,500円のところ、ヤフーのプレミアム会員限定のクーポンを使用してなんと税込4,095円。
他のサイトと比べても圧倒的最安値でした。
ホテル外観
ノンサービスの「ゆっくらイン」には職員が駐在していません。
そのため100mほど離れた本館にチェックインに向かいます。
本館「瀧の湯」のロビーでチェックイン
ゆっくらインから3分ほど歩くと本館に着きました。
130年の歴史がある「瀧の湯」ですが、外観は重々さがありとても高級感があります。
外ではホテルのスタッフさんが笑顔で出迎えてくれました。
受付は清潔感があります。「ゆ」の額縁や暖簾は非常に味があります。
2枚目の先は本館に続く通路で、本館の温泉を利用する際はこちらを進んでいきます。
さて、チェックインを済ませたので「ゆっくらイン」に歩いて戻ります。
戻る最中に「伏見ヶ滝」を見てみました。
写真の通りライトアップが綺麗でうっとり眺めてしまいました。
途中、振り返るとこのような景色が広がっていました。
温泉からはどんな景色が見れるのかと期待に胸が膨らみます。
気を取り直して部屋に向かいます。
「ゆっくらイン」はマンションタイプの宿泊施設です。
案内に沿って進んでいきます。
ゆっくらインの館内へ
階段を提灯が照らしてお洒落な雰囲気です。
つい、写真を撮ってしまいたくなります。
階段を昇ると2階の部屋の入り口と自動販売機があります。
一枚目に見えている階段の先にはエレベーターがありました。
私は455号室なので、部屋のある4階に向かいます。
4階の部屋の入口に着きました。
ホテルに職員はいませんが、時間で巡回や防犯カメラが作動しているので安心です。
客室
それでは客室のご紹介に移ります。
部屋の扉はこちら、鍵を使って開けていきます。
部屋を開けるとこのような感じです。
入ってすぐ広い空間が広がっているので、部屋に圧迫感は感じません。
シングルルームですが、ゆとりのある贅沢な広さです。
「ゆっくらイン」はデザイナーが手掛けたお洒落な部屋が魅力の一つです。
色味や質感、小物のチョイスにこだわりを感じます。
ドアを開けてすぐ左にはハンガーや棚があります。
部屋の奥はこのようになっています。
振り返るとバス・トイレへの扉が見えます。
まずは、机周りから見ていきます。
20インチ前後のテレビが置いてあります。
机の上は非常にシンプルです。
横に広いのでとても作業しやすいです。
白・グレー・木目調とナチュラルな雰囲気の部屋の中に、赤い椅子が差し色として機能しています。
デスクライトで照らしてみると…とても映えますね。
黒電話もレトロなデザインも素晴らしいです。
ちなみに時計のデザインもとてもお洒落です。この陰影にもこだわりを感じます。
机付近のコンセントはこのようになっています。
次にベッドがこちら。
やや柔らかく、反発が強くないので身体を包むような感覚です。
フカフカで気持ちよく、すぐに眠りにつくことができました。
ベッド周りがこちら。
ルームライトのスイッチとティッシュがあります。
ちょっとした小物を置くスペースがあるので便利です。
コンセントは2口あるので、ベッドでスマホ充電が可能です。
エアコンは机の頭上、吹き出し口はベッドに向かっていますが、寝ている顔に直接風が当たることはありませんでした。
入口付近の棚のご紹介です。
一番上には、ドライヤーとリセッシュが置いてありました。
置き方一つにしても、空間をふんだんに使っていて気がして、なんだかお洒落に見えます。
二段目には浴衣、帯、バスタオル、アメニティ類がありました。
アメニティがこちら。
歯磨きセットとボディタオルとタオル持ち運び用の袋と非常にシンプルです。
部屋着の浴衣がこちら。
浴衣はSサイズ、Mサイズ、Lサイズと三種類用意されていました。
羽織と帯の写真もこちらです。
「瀧の湯」の客室の部屋着と同じもので、着心地は最高に良かったです。
履物は三種類あり、もちろん下駄を選びました。
バスタオルは厚手でフカフカです。
素材の良さは写真でも伝わるのではないでしょうか。
次に三段目がこちら。
電気ケトルとコップとお茶が置いてあります。
最後、四段目には冷蔵庫がありました。
棚には貴重品を入れる金庫もありました。
本館に行く際は必ず貴重品を金庫に保管するように、との事でした。
トイレとバスルーム
後ほどご紹介しますが、「ゆっくらイン」1階にも浴場はありますが、部屋にもバスルームはあります。
扉を開けていきます。
ガチャ。
まずはトイレが見えて、バスルームがこちら。
棚上段には、泡で出るフェイス・ハンドソープとトイレットペーパーがありました。
下段には、ボディソープ、シャンプー、リンスが置いてありました。
ゆっくらイン1階の館内設備
暖簾の隙間から中がチラ見しています、奥に進んでみましょう。
簡易フロントです、本館への案内がありました。
左側は宿泊者が使用可能なミーティングルームです。
17時~23時の間自動で照明が点いて使用可能です。
ミーティングルームもとてもお洒落です。
大きなテレビ、皮のソファ、トイレがあります。
8人掛けの大きなテーブルとイスがあります。
奥にはフリーで使えるパソコンと電子レンジがあります。
椅子の座り心地も良く、長時間の作業でも疲れなさそうです。
さて、簡易フロント左側がミーティングルームでした。
右側は「ゆっくらイン」浴場になります。
扉を開けると脱衣所と洗濯コーナーがありました。
浴場の写真がこちらです。
2~3人が入れる小さ目な浴場でした。
小さめとは言っても、足を延ばせる広さなのでリラックスできます。
何度か浴場を訪れましたが、大半の宿泊者が本館の大浴場を利用するからでしょうか、誰かが使用した形跡はありませんでした。
のんびり入る事ができました。
本館「瀧の湯」の館内
フロア案内がブレで見辛くて申し訳ございません。
先ほどご紹介したフロントは本館4階で、3階2階では宴会会場や食堂、1階が温泉です。
館内は全体的に落ち着く優しい光で照らされています。
4階にはフロント以外にフリーのパソコンスペースやラウンジがあります。
夜は21時まで開店している売店や、窓の景色を見てリラックスできる空間があります。
大浴場「 庄助の湯 」
エレベーターで1階にある大浴場に向かうと、エレベーターを開けてすぐに案内がありました。
大浴場「伏見の湯」「瀧見の湯」、「庄助の湯」「古の湯」はそれぞれ男女で別れていて、朝と夜、時間で交代となります。
貸切の温泉は有料でそれぞれ利用でき、ゆっくらインの宿泊客も利用できるそうです。
案内に沿って大浴場に進んでいくと、「いわかぜ足湯」がありました。
写真のような足湯が二つあり、溪谷を眺めながらゆっくり足湯を楽しむことができます。
さらに進んで行くと大浴場入口です。
麦茶、ビール、ソフトクリームサーバーが置いてありました。
大浴場の利用可能時間は4:30〜25:00で、早朝4:30に男女入れ替えします。
周りを見渡すと、お酒のサービス、お風呂で読む小説の貸し出し、シャンプーバーがありました。
お風呂で読める本は初めて見ました。
水が染みない特殊な素材で、温泉に浸かりつつ溪谷の流れを感じながら本を読むという小粋な楽しみ方で大浴場を満喫しました。
大浴場
木の温かみを感じる浴場内には、一面の大きなガラスがあり、絶景を眺めながらお風呂に入ることができます。
子ども用の小さな湯舟や、シャンプーハットがあり、お子さんも快適にお風呂に入れます。
様々な個性があるお風呂があるので、長時間お風呂を楽しめます。
以下は公式サイトの写真で説明させていただきます。
伏見の湯
庄助桶風呂
「瀧美の湯」「古の湯」「庄助酒風呂」は浴場が室外なので、滝を目前に絶景温泉を楽しめます。
荒々しい滝の流れと轟音の迫力に圧倒されつつ、歴史と偉人達に思い馳せ身体を温めます。
夜はライトアップされとても幻想的でした。
瀧美の湯
古の湯
庄助酒風呂
「庄助酒風呂」は一人用の浴槽なので、周りを気にせずまったり浸かれます。
お風呂で読む小説を読みながら楽しみました。
本館「瀧の湯」で朝食バイキング
朝も温泉にゆっくり浸かり、その後で朝食会場へ。
8時頃向かいましたが、かなり広いバイキング会場は満席で団体さんが3組ほど順番待ちしていました。
1~2人用の席は空いていたようで、私はすぐに入ることができました。
想像はついていましたが、皆さん温泉に浸かってから朝食に向かう方が多いですね。
バイキングは種類が多すぎて、どれを取ろうか悩んでしまうほどでした。
人が多すぎてなかなか写真が撮れませんでしたが、まだまだ種類がありました。
どれもすごく美味しいです。
朝はあまり食べられませんが、何回もおかわりしてしまいました。
特にお餅はつきたてのようで、舌で切れるほど柔らかくて美味しかったです。
窓からの景色を見ながら優雅な朝食です。
朝食を食べていると、バイキング会場では餅つきショーが始まりました。
お兄さん2人が威勢のいい掛け声と共にテンポ良く、目の前でお餅を搗いてくれました。
体験もさせてもらえるようで、子供たちが楽しそうに餅つきをしていました。
ゆっくらインへのアクセス
会津若松駅からは離れた距離にあります。
「ゆっくらイン」は会津でも有数の温泉地である東山の温泉街にあります。
会津若松駅からは、観光地を巡るまちなか循環のバスが全区間210円なのでオススメ。
「あかべぇ」と「ハイカラさん」という2種ありどちらも「瀧の湯」まで行くことができます。
この真っ赤で可愛いバスがあかべぇです。
会津の伝統工芸品の赤べこがデザインにあしらわれています。
1時間に数本走っているのでとても便利です。
町中循環のバスで様々な観光地を巡りつつ、東山の温泉街まで行くことができます。
東山温泉街入口からホテルまでは歩いてすぐ着きます。
周辺の環境
「ゆっくらイン」から徒歩7分ほどの距離に「会津武家屋敷」があります。
会津藩西郷家の屋敷を中心に様々な重要文化財があり、会津の歴史を目で見て学ぶことができます。
一歩敷地に足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたようです。
会津武士たちの生活を覗いているような不思議な感覚です。
人の人形がリアルでびっくりしました。
当時の生活がイメージできます。
華やかな飾りや、敷地内の朽ちた銅像と素朴な植物を見ていると
「沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらわす」
という平家物語の有名な一節が不意に頭を過ります。
かつて勇敢に戦った武士たちを偲びつつ、会津の歴史や現在までの発展について学ぶことができました。
近くのコンビニ
徒歩15分ほど歩くとセブンイレブンがあります。
少し距離があるので、必要なものは事前に買い揃えた方が良いでしょう。
一応、本館に売店はありますが21時で閉まってしまうため、先に揃えておくことをオススメします。
晩御飯
晩御飯はホテルから5分ほど歩いた所にある洋食屋さん「ふらいと」に行きました。
ふわふわオムライスを注文しました。
オムライス好きには堪らない黄金に輝くふわふらの半熟卵。
写真越しでもふわふわ感が伝わってきます。
いざ、半分切ってみると…トロトロと中の卵が溢れ出します。
う、美味いです。
ふわふわ卵は舌触りが優しく、チキンライスもただのケチャップライスではなく、ダシの利いた風味と合わさり、最高に美味しいです。
サラダとコンソメスープが付いてきます。
YUKKURA INN~ゆっくらイン~のレビューまとめ・評価
リーズナブルな価格と絶景温泉が魅力の「ゆっくらイン」のご紹介でした。
伏見ヶ滝を見ながらの温泉は本当にリラックスできますよ。
本館に歩いていくという面倒くささはありますが、コスパの良さを考えると全く苦に感じないほど非常に満足度の高いホテルです。
朝食バイキングは種類豊富で、どれも美味しいのでとてもオススメです。
宿泊費用は抑えたい…でもせっかくだから温泉に浸かってゆっくり旅の疲れを癒したいという方に是非オススメしたいホテルです。
YUKKURA INN ~ゆっくらイン~の情報
ホテル名 | YUKKURA INN ~ゆっくらイン~ |
---|---|
所在地 | 〒965-0814 福島県会津若松市東山温泉108 |
電話番号 | 0242-29-1000 |
アクセス | JR磐越西線 会津若松駅/磐越自動車道 会津若松ICより国道49号線 経由 15分 |
駐車場 | 駐車場無料(20台) 徒歩3分の東山温泉共同駐車場も利用可能 |
URL | https://shousuke.com/yukkura-inn/ |
インターネット | Wi-Fi無料 |
宿泊したプラン / 部屋
宿泊日 | 2020年2月16日(日) |
---|---|
プラン | 朝食バイキング付!1泊朝食付き/特典付/リニューアル洋室Cタイプ【バス・トイレ付】 |
料金(税込) | 4,095円 (クーポン利用) ※料金は同じプランでも曜日や空室状況によって異なります |